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【京のええとこ】京丹後 峰山 ネコが守るちりめんの町
京のええとこ連れてって
大森華子(リポーター)
2023年01月20日 (金)
2023年1月20日(金)放送
※京いちにちの見逃し配信はこちらから(放送後1週間配信)
放送の内容をテキストで紹介しています。お出かけの参考にぜひご覧ください!
丹後ちりめんの発祥地で、最盛期には600軒もの機織り工場がありました。
通りを歩いていると、あちこちにカラフルに絵付けされたネコの人形が。
丹後ちりめんの素材となる蚕やマユ、生糸などがネズミの大好物。
織物業者たちは、ネズミから丹後ちりめんを守るために、狛犬ならぬ「こまネコ」を作って神社に奉納し、ネズミの害が無くなるように祈願したといいます。
金刀比羅神社を参拝すると、その「こまネコ」が鎮座していました。
宮司さんによると、およそ200年前に奉納されたとのこと。
今では全国から参拝者が訪れています。
峰山では、「こまネコ様」の手を借りて町おこしが始まっています。
和菓子店では、「こまネコの最中」を販売。
あうんの表情が描かれた最中の皮に、自家製のつぶあんが、たっぷりと詰まった人気の品です。
町で見かけた、こまネコの絵付けを行っているところを訪ねました。
その名も「ねこプロジェクト」。
代表の田中智子さんは地元のホテルの女将さんです。
絵付けこまネコで峰山をにぎやかにしたいという思いで10年続けています。
ようやくその活動が浸透し、近い将来、ネコを探して人々がまち歩きするイベントを開催したいと、夢をふくらませていました。