
1980(昭和55)年4月 NHK入局
1980(昭和55)年5月 札幌放送局放送部
1982(昭和57)年8月 帯広放送局報道部
1986(昭和61)年8月 報道局取材センター
以後、神戸局・大阪局・報道局・福岡局・報道局・
放送総局ライツ・アーカイブスセンターを経て
2010(平成22)年6月 報道局編集主幹(映像センター長)
2011(平成23)年6月 釧路放送局長
釧路の街を一望する丘でひときわ鮮やかな黄色のNHK釧路放送局。コールサインは「JOPG」です。1938(昭和13)年2月26日にラジオ放送を開始して以来、地域に根ざした放送局として釧路・根室地方のみなさまに支えられて2012(平成24)年で開局74年を迎えました。この間、昨年7月にはテレビ放送はアナログから完全デジタル化し、新たな時代を迎えています。
2011年3月11日に発生した東日本大震災は東北地方などに甚大な被害を与え、釧路・根室地方でも津波で住宅等が浸水したほか、沿岸の漁業施設も大きな被害を受けました。釧路・根室は平成6年の北海道東方沖地震(釧路震度6)など、過去に何度も大きな地震や津波に襲われてきた地域です。地震・津波の防災はこの地域の課題であり、災害報道は釧路放送局の最大の使命です。NHKは今回の震災を検証し、地域の防災態勢のあり方をニュースや番組を通してチェックするとともに、日ごろからの緊急報道訓練やロボットカメラなどの機材の充実・整備を図っています。
北海道太平洋岸では十勝沖から根室沖にかけての震源域で発生する巨大地震と大津波が想定されており、高さ10〜20m前後の大津波が30分弱で到達するとされています。地震学などの専門家はこの巨大地震がいつ起きてもおかしくないと警鐘を鳴らしています。釧路放送局では人的被害を少しでも減らす「減災」の視点に立ち、防災ワンポイントなどの放送を通じて迅速な避難で「自分の命は自分で守る」という住民の防災意識の向上を図り、いざという時にNHKが人々の生命と財産を守る「ライフライン」としての使命を果たせるよう努めています。
「釧路・根室をもっと元気に!」が局の目標です。釧路・根室地方では過疎と高齢化が進み、漁業の衰退など厳しい経済状況が続いています。水産や酪農など地域経済の課題を見つめ、深く掘り下げた番組やニュースで発信します。そして、前向きに頑張っている人たちの姿を伝え応援します。さらには北方領土問題を抱える釧路放送局では、戦後65年の2010年、「北方領土プロジェクト」を立ち上げ、高齢化していく元島民の方々の貴重な証言を記録するとともに、変わりゆく北方領土の現状をニュースや特集番組で放送しています。今後も北方領土問題ときちんと向き合っていきます。
道東には素晴らしい宝があります。阿寒・知床・釧路湿原の3つの国立公園など、世界に誇れる雄大な自然です。また、豊かな海の恵みもあります。そして、節電で暑い夏を過ごす本州の人がうらやむ涼しい気候です。こうした魅力とそこに住む人々の営みを、放送を通して全国に発信し紹介するとともに、イベント等で地域の活性化にも貢献しようと考えています。来年2013年2月には開局75周年を迎えます。NHK釧路放送局の建物のユニークな色が幸せと元気のシンボルカラーとなるよう、釧路・根室地方をもっと元気にするための拠点となって、みなさまのお役に 立ちたいと考えています。今後も変わらぬご支援、ご協力をお願いします。