釧路放送局

2010年4月1日 10時0分更新

おとり捜査判決 原告が控訴


平成9年、道警の違法なおとり捜査によって逮捕されたなどとして、ロシア人男性が、道と国に賠償を求めている裁判で、札幌地方裁判所は、先月、「違法であったと断定はできない」という判断を示しましたが、男性側が、判決を不服として控訴しました。

この裁判は、平成9年に拳銃を密輸した罪で翌年、実刑になったロシア人の男性(40)が「道警による違法なおとり捜査で逮捕され、精神的苦痛を受けた」と訴え、国と道に2300万円余りの賠償を求めていたもので、札幌地方裁判所は、3月19日、おとり捜査であったことは認めたものの、犯罪の意思がない人をだまして事件を起こさせたという違法なものではなかったという判断を示しました。判決を受け、男性側は「おとり捜査と認めながら、裁判所はなぜ違法と判断しなかったのか、納得できず、高裁の判断を仰ぎたい」として、3月31日控訴しました。この裁判では、うその捜査書類によって、男性が不当に重い判決を受けた可能性があるとして、道警に50万円の賠償金の支払いを命じていて、道警側は、現在、控訴するかどうかなど対応を検討しています。