NHK釧路放送局 blog

    • 2017年10月27日 (金)

    家庭でもできる"クジラ料理"

こんにちは! 大関栞奈です。
各地から、冬の便りが届くようになりましたね。
釧路も17日に初雪が降りました。寒さ対策をして、元気に過ごしましょう。

さて、20日(金)「ほっとニュース北海道・JIMOTO情報デラックス」で
釧路の“クジラ文化”について紹介しました。

30年程前まで続いていた商業捕鯨は今、一部の種類が禁止になり、
手に入りにくくなりました。
釧路も以前は盛んに水揚げされ、値段も安く身近な食材だっただけに
残念に思う人が多かったでしょうね。

その後、15年前に調査捕鯨が始まり、クジラがまた食べられるようになりました。
9月から10月頃まで港に揚がり市場などに並びます。

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釧路駅近くにある和商市場では、
名物の勝手丼でもクジラ肉を食べることができます。

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釧路の町でクジラ料理が食べられる飲食店はこのマークが目印です!

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お刺身やユッケなど生のクジラ肉を食べることができます。
馬刺しのような食感で、味はマグロの赤身のようにあっさりしています。

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しかし、クジラ料理を家庭で作ることがなくなったという話を聞き、
番組で簡単なクジラ料理をご紹介することにしたのです!
是非お試しください!


まずクジラの切り身を使った「ミラノ風カツレツ」です。

○材料(2人前)

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・クジラ肉・・・80グラム×2
・粉チーズ入りパン粉・・・パン粉5:粉チーズ1の割合
・塩、コショウ、ナツメグ、粉チーズ、ハチミツ、バター(マーガリン)・・・少々
・溶き卵、小麦粉

○盛りつけ用
・サラダほうれんそう・・・適量
・湯むきしたミニトマト・・・適量
・粉チーズ、オリーブオイル・・・適量

まな板の上にクッキングシートを敷き、
その上にお肉を乗せクッキングシートを2つに折りたたみます。
そして空のワインボトルなどでクジラ肉をたたいていきます。

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そうすると肉の繊維が崩れて薄くなってきます。
強くたたきすぎると肉が破けてしまうのでご注意。
5ミリくらいの薄さになったら、片面だけに塩・コショウ・ナツメグ・粉チーズを少々、
ハチミツを2滴ほど垂らし、なじませます。
溶き卵を絡ませ、フードプロセッサーで細かくした(もしくは、袋に入れてたたいて細かくした)
粉チーズ入りパン粉をしっかり付け、オリーブオイルで揚げ焼きにします。
オリーブオイルは、肉がフライパンの底に付かないくらいの量で大丈夫です。
片面が焼けたら、ひっくり返して香りづけにバターを入れ、焼けたら油からあげます。

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お皿に盛りつけ、周りにサラダほうれんそうとミニトマトを添え、
オリーブオイルと粉チーズをかけたら完成です!

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次はクジラの肉が手に入らない人でも作れる料理です。
使うのは・・・クジラの大和煮の缶詰!
イタリアの家庭料理「ポルペッティー」というイタリア風肉だんごです。


○材料(2人前+α)

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・クジラの大和煮缶・・・1つ(100グラム程度)
・豚ひき肉・・・200グラム
・パン粉・・・50グラム
・粉チーズ・・・25グラム
・イタリアンパセリ・・・適量
・ニンニク(チューブでも可)・・・少々

○トマトソース
・ホールトマト(トマトの水煮)・・・350cc
・水・・・200cc
・ニンニク・・・3グラム
・オリーブオイル・・・大さじ2

上記の材料(トマトソース以外)をボウルに入れてこねます。

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大和煮はこねる前にレンジで温めておくと、より柔らかくなり、こねやすくなります。
汁を入れると甘くなってしまうので入れないようにしましょう。

全体的に色が白くなり、粘りがでてきたら食べやすい大きさに丸めます。

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お肉が半分くらい隠れる量の油で、表面が堅くなるまで揚げ焼きにしていきます。(5分程度)

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油を温めている間にトマトソースを作っておきます。
まず、火が付いていない状態でオリーブオイルとニンニクを鍋に入れ、火をつけます。
ニンニクに色が付いてきたら、ホールトマトを潰してこした物と水を入れ煮詰めておきましょう。

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揚げ焼きした肉をトマトソースに入れ、15分ほど煮込みます。
時々転がしてあげるとまんべんなく味がしみこみます。

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お皿に盛りつけて完成です。チーズなどを散らしてもおいしいですよ。
パスタと合わせたり、お弁当のおかずにしたり、二度三度楽しめる料理です。

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教えて頂いたのは釧路市内でイタリアンレストランを営む中野目守孝さん。
幼い頃はクジラ肉を食べて育ち、料理人になった今、
昔ながらの料理から新しい料理を次の世代に伝えていきたいと話していました。

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釧路での調査捕鯨は例年今月いっぱいまで行われる見込みです。
今しか味わえない生のクジラ肉を味わいに釧路に遊びに来てくださいね。
また、ご紹介したクジラ料理もぜひ作ってみてください。