NHK釧路放送局 blog

    • 2017年12月15日 (金)

    「簡易軌道展」を開催します

こんにちは、加藤美穂です。
ことしもあと半月。きょうから“年賀はがき”の受付が始まりましたね。
ぎりぎりになって焦らないように早めに準備したいですね。

さて、今回は来年のイベントのお知らせです!
釧路放送局では、1月20日(土)から釧路市立博物館と共催で
大正から昭和にかけて釧路・根室地方の開拓や生活を支えたローカル鉄道
“簡易軌道”の企画展を開催します!!!
当時の懐かしい映像も満載ですよ。

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昨年の12月のブログでも紹介しましたが、
“簡易軌道”とは道路などが整っていない開拓地で、人や農作物・搾った牛乳を入れる
“集乳缶”などの荷物を運ぶ交通手段として使われた鉄道“のようなもの”
(法律上、“鉄道”ではありません)で、道東や道北を中心に建設されました。

来年1月からの企画展では、NHKに保存されていた1960年代の映像や
どのように利用されていたかがわかる貴重な映像をはじめ、
全国の鉄道ファンのみなさんから寄せられた写真に、今回のために作られた
簡易軌道のジオラマなどで簡易軌道と道東の開拓のあゆみをふりかえります。

企画展を前に、私の取材・構成で、4つの路線の紹介VTRを制作しました!!
来週、総合テレビ「ほっとニュース北海道」の中で
釧路・根室地方のみなさまに向けて放送します。
それぞれの路線にゆかりのある方も登場しますよ!


●別海村営軌道(放送:18日)

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別海では”馬鉄”を紹介。簡易軌道の歴史の始まりは、馬でした。
こどもの頃よく利用していたという加藤ヱミ子さんに、
お父さんにしがみつきながら乗ったことなど
思い出をお聞きしました!


●鶴居村営軌道(放送:19日) 

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鶴居村では、当時の車両が大切に保存されています。
関口忠昭さんは、小学生の頃この簡易軌道で、およそ15キロ離れた
隣の集落へ引っ越しをしました。
当時道路は舗装されておらず、春先は雪どけでぬかるみ、
歩くのも大変な状態だったため、臨時で簡易軌道を出してもらいました。
同じ集落の人が手伝いにきて、まるでお祭りのようだった、と
思い出を語ってくれました。


●標茶町営軌道(放送:20日)

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簡易軌道の元運転手、渋谷六男さん。
NHKの資料映像の中に、当時の姿が映っていました!!
簡易軌道は“命の綱”。なくてはならない交通手段だったこと、
年中無休で働いていたことなど、当時の思い出をお話しいただきました。


●浜中町営軌道(放送:21日)

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酪農が盛んな浜中町。集乳缶を運ぶのも主な役割で、“牛乳列車”とも呼ばれました。
酪農家の笠原元さんは、冬は”簡易軌道に乗れなかったらみんな困るから”と
除雪作業を手伝っていました。
この浜中町営軌道の廃止とともに、道内のすべての簡易軌道は姿を消しました。

来週月曜日からの4回シリーズ!
時間はいずれも午後6時52分からです!

そして改めて…、釧路市博物館との共催による
「映像でよみがえる簡易軌道と道東開拓のあゆみ」
1月20日(土)から2月18日(日)まで
会場は、釧路市立博物館です。

ぜひ、お越しください。