NHK釧路放送局 blog

    • 2016年12月02日 (金)

    懐かしの人気番組!「明るい農村」上映会

こんにちは、愛媛出身の加藤美穂です(○ 'ー')ノ(:::)みかんどうぞ!
12月に入り“コタツでみかん”が幸せと感じるようになってきました。
…といっても、北海道ではコタツのあるお家は少ないと聞きましたが本当ですか?

さて、きょうご紹介するのは11月12日(土)釧路市立博物館で開かれたイベント
「NHK番組で振り返る『簡易軌道と酪農の記録』」です。

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その番組とは、かつてNHKで朝6時台に放送していた「明るい農村」。
懐かしいという方も多いでしょうね。
1963年(昭和38年)から20年以上放送され、テーマ音楽が印象的だったというお話も聞きました。
早朝にもかかわらず、視聴率が15~20%もあったそうですよ。
もちろん私が生まれる前ですから知りませんけど…。

番組に登場した“簡易軌道”とは、道路などが整っていない開拓地で、
人や農作物・搾った牛乳を入れる“集乳缶”などの荷物を運ぶ交通手段として使われた
鉄道“のようなもの”(法律上、“鉄道”ではありません)で、
道東や道北を中心に建設されました。
道東では鶴居・浜中・別海・標茶の4つの地域にあったそうです。

会場の釧路市立博物館・講堂には100人を超える皆さんにお越しいただき、
たいへんな熱気でした(ノ`・∀・)ノ
このイベント、釧路市立博物館が「釧路・根室の簡易軌道」の企画のひとつとして、
NHKと協力して開催。

企画された釧路市立博物館学芸員の石川孝織さんです(。・ω・。)


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石川さんが企画展に向けて資料を集めていたところ、
釧根地域に住む簡易軌道で働いていた方々の自宅から昔の番組のビデオを発見。
“レールを修理している様子”など、今は見ることができない貴重な映像が多く含まれていました。
そこで企画展に合わせ、当時の番組を上映することはできないか、と
石川さんからNHKにお話があり、実現したというわけです。


上映したのは、
◇「村の風土記 ローカル駅・お客さんは牛乳カン ~標茶町~」(1964年 昭和39年)
◇「村の風土記 トロッコは馬に引かれて ~別海村~」(1963年 昭和38年)
 …の2本。間違いなく簡易軌道が映っていました。
ところが、残念ながら音声はなし!(+ω+`)
…そこで、私の“問いかけ”に石川さんが解説するかたちで進めていきました。


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●まずは、「標茶町」
車内は意外と狭く、たばこを吸っている人もいてびっくり! 
運賃は当時の値段で10円から90円だったそうです!
その他にも、“集乳缶”を大量に運ぶなど荷物の輸送にも大活躍だった簡易軌道。
車掌さんが画面に映ると…
『あ、これ私だ』との声が∑(゚◇゚ノ)ノ!!!!

なんと、番組に登場していた車掌さんが会場にいらっしゃったのです!
その場でマイクをお渡しし、冬の作業の苦労などを話していただきました。
その他、別の路線で運転手をされていた方や、当時小学生で簡易軌道に乗っていた方などからのお話もあり、
皆さん熱心に聞いていました(*´艸`*)

●続いての「別海村」では、
“馬鉄”(馬が荷物や人を乗せて線路を行き来するもの)が登場♪
馬で引いていた時代もあったんですねぇ。
1日1往復の運行で、こちらも荷物だけでなく人も乗せていたのです。
スピードは出ませんが、馬に引かれながら風を感じることができるなんて
のどかで気持ちよさそう、と思いました。
馬鉄は次第に役目を終えていく中、並行して整備されていく線路。
その横を馬鉄が通り過ぎていく映像もあり…とても切なく感じました…。

訪れた皆さんは、貴重な映像を食い入るように見ていました(*・∀・*)
鶴居や別海などには車両が保存されていたり、浜中には当時の駅の建物が残っていたり…
道東にあった4つの地域で簡易軌道の跡がそれぞれ少しずつ残っているそうです。
チャンスがあればぜひ巡ってみたいと思います☆

☆イベントでは、簡易軌道のペーパークラフトが配られたので私も作ってみました♪
 最後がかなり細かくて、これが私の限界でした。 
≪オレンジ:別海村営軌道  緑:浜中町営軌道≫


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釧路市立博物館でのこちらの企画展は、来年1月15日(日)まで開催されていますよ~!
ぜひ一度ご覧ください!