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本放送:平成23年6月10日(金)総合 午後7:30〜8:15(熊本県単)
再放送:平成23年6月11日(土)総合 午前10:05〜10:50(熊本県単)

2.熊本で津波が起こる可能性はあるのか?

≪3月11日熊本でも津波を観測≫
3月11日の夜、熊本県でも最大80pの津波が観測されました。
干潮と重なり、被害はありませんでしたが、満潮であれば命にかかわる高さでした。
津波の力は強く、50pの津波で、成人男性が足をすくわれます。
津波の実験

津波の実験

≪江戸時代津波に襲われた熊本≫
内海では津波が起こらないと思われがちですが、1792年、寛政四年に、有明海で大きな津波が発生しました。                  
普賢岳の噴火により、地盤が不安定になっていた島原半島で、震度4の直下型地震が発生し、土砂崩れが起きたのです。土砂は有明海に流れ込み、津波が発生しました。
沿岸部の平野は最大10キロ程度浸水し入り組んだ湾では20メートルを超える波に襲われたと記録されています。
死者は、有明海沿岸で1万5千人にのぼりました。

古文書

古文書

≪熊本で津波が起きると思われる3つのパターン≫

1)プレート境界型の巨大地震が起き、その余波を受ける。
  今回の東日本大震災はこのケースです。
  今後、東南海・南海プレートが動いた時にも注意が必要です。

2)海底部分の日奈久断層や雲仙断層群が動き、湾内で津波が発生する。
  日奈久断層は、海面が盛り上がる縦ずれよりも、横ずれ成分が強いので、比較的津波の心配は低くなりますが、あり得ないとは言えません。
 有明海の雲仙断層群は縦ずれ成分が強いので、注意が必要です。
   
3)湾内に大量の土砂が流れ込み津波が起きる。
   1792年の津波はこのケースです。その時の津波の原因となった土砂崩れを起こした眉山には、今ももろい地質の尾根が残っているので、今後も起こる可能性があります。

≪津波がおこったらどうするべき?≫

津波警報が出た場合は速やかに高台に避難して下さい。
特に湾内で津波が発生した場合、湾の中で何度も波が往復します。時間が経つにつれ高くなるという性質もあるので、警報解除まで絶対に海辺に戻らないようにしましょう。

また、1792年の津波のように、土砂崩れが原因で起きる津波に関しては、警報が出ません。気象庁の津波警報は、海底で観測された地震のマグニチュードを計算して発表されるからです。
海辺にいて揺れを感じた場合は、警報がでなくてもすぐに高台に避難することが大切です。
 
一面に平野が広がり、逃げ場のない地域もあります。
自治体により避難所の見直しが進められていますが、自主防災組織で津波に備えることも必要です。

 

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