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アナウンサー・キャスター

高柳 秀平 (たかやなぎ しゅうへい)

出身地
東京都
入局
平成28年
担当番組
ニュース、リポート、中継
趣味
ゴルフ(目指せ100切り!)
ドライブ(安全運転!)

ひとこと


8月も後半。夏も終わりが見えてきました。
この夏、みなさんはどこに行かれましたか?

私にとってこの夏、一番心に残っているのは、、、、
高柳アナウンサー
この透き通った海!水面に映る雲。まるで鏡のような海でした。

青い海もきれいですが、こんなに透き通った海は初めて見ました。
さて、ここはどこかというと。
高柳アナウンサー
日本から南へ3000km。
熊本から飛行機とボートで12時間くらい。
パラオ共和国ペリリュー島です。取材で行ってきました。
今でこそ、多くのダイバーを魅了する、まさに“楽園”ですが、
74年前、ペリリュー島は太平洋戦争の激戦地となりました。

熊本とも深い関わりがあります。
熊本県玉名市出身の中川州男(なかがわくにお)大佐が、ペリリュー島で陸軍を率いたのです。
中川大佐を中心とした日本軍およそ1万人のうち、最後まで戦って日本に帰国したのは、わずか34人でした。
しかも、その34人は終戦後も2年間、戦争が終わっていることを知らず、ジャングルの中で潜伏生活を続けていたのです。
日本兵たちはどこに潜伏していたのか。
ペリリュー島の中央部に向かうと、、、、
高柳アナウンサー
さきほどのきれいな海とは一転。
わずか10分ほど車で移動するだけで、険しいジャングルに入ります。
虫は思っていたよりも少なかったですが、サンゴ礁でできたペリリュー島はとにかく足場が不安定。
生えている植物も鋭利なものもあり、ケガをしないように進みます。
歩いていると、、、、
高柳アナウンサー
不発弾が残されていました。信管が抜かれているので、安全です。
成人男性の胴体よりも大きな爆弾。
こんなに大きなものが、当時の日本兵たちの元に飛んできていたと思うと、、、、

では、日本兵たちはどうやって身を隠していたかというと、
高柳アナウンサー
ペリリュー島に500ほどあるといわれている、壕や洞窟に潜んだのです。
天然のものもあれば、人工的に掘り進んだものもあります。
壕によっては、中で複数の空間に分かれていたり、別の山の斜面に出る出口があったりとその構造はかなり複雑でした。
そして、場所によっては立って歩くこともできないような狭い壕。高温多湿なうえ、夜は真っ暗。
そんな場所に日本兵たちはずっと潜伏していました。しかも、外でアメリカ兵に見つかれば殺されてしまう。
そんな生活を2年も続けていたのです。

そのペリリュー戦をいま、若い世代に向けて“漫画”で伝えようとしている方がいるのです。
それが、、、、
高柳アナウンサー
写真の一番右、漫画家の武田一義さん(42)です。(ジャングルから無事帰り、ほっと一安心している写真です。)
武田さんの描く作品は、これまでの戦争漫画とは全く違う、いわば異色の戦争漫画。
武田さん自身も戦争を知らない世代です。そのため、ペリリュー島で戦った日本兵たちの足跡をたどろうと、
この夏、ペリリュー島に向かったのです。

戦争を知らない漫画家武田一義さんは、74年前の激戦地ペリリュー島で何を見て、何を 感じ、どう漫画で伝えていくのか。
この秋、30分弱の番組としてお伝えする予定です。

取材をした私自身、まだ25歳です。戦争を知らない世代です。
正直、戦争は遠い昔のことに感じていました。
しかし、武田さんの漫画をきっかけに、資料映像を取り寄せ、兵士たちの肉声テープを聞き、生還者のもとを訪れ、
実際にペリリュー島に行き、海外の人たちの意見を聞き、それを伝えようとしている漫画家と向き合い続けていると、、、、
いつしか、戦争が“他人事ではない”と思うようになっていました。
だからこそ、この秋の番組を、私のような若い世代に見ていただきたいです。
そして 番組をきっかけに、武田さんの作品を手に取るところからでもいいです、可能な範囲で経験者からお話を聞くのでもいいです、
インターネットで検索するところからでもいいです。とにかく、私のような若い世代に戦争について関心を持ってもらいたい!
その想いで制作を続けてきました。
どうか、少しでもご覧いただけたら嬉しいです。


さて、大変長くなってしまいましたが、おしまいに、ペリリュー島の素敵な所をご紹介!

【1】料理がオイシイ!
高柳アナウンサー
オカガニと呼ばれる、陸に生息するカニ。
ココナッツを主食としていて、カニの身を食べるとほんのりココナッツの甘い香りがします。
その身をさらに、ココナッツテイストのクリームと混ぜるので、まさにココナッツづくし。
塩気のあるカニの身と、ココナッツの風味が最高です!
(パラオには日本の文化が一部浸透しているので、味付けも日本食に近い印象でした)

【2】夕日がきれい!
高柳アナウンサー
最初にご紹介した、鏡のような海。
夕日が映ると、、、、また別の味わいが。数分で夕日や空、そして海の色が少しずつ変化していきました。
ずっと見ていられます。


ペリリュー島には、74年前の戦跡が残っています。戦争の爪痕を肌で感じて、学ぶことができます。
一方、1日の中でいろいろな表情を見せる自然、海の幸を中心としたおいしい料理、
そして何よりどんな人にもすれ違うたびに手を挙げて挨拶をしてくれる、
話をすればどこまでも親切にしてくれる素敵な人たちがたくさんいらっしゃいます。

太平洋に浮かぶペリリュー島。
是非一度、訪れてみてください。

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