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答申第88号

平成23年2月22日
NHK情報公開・個人情報保護審議委員会の諮問第97号に対する意見

1. 再検討の求めに至る経緯
 

 視聴者から、視聴者コールセンター・メール班の「職務規定・規程、処理マニュアル・基準等(行動指針となるべき文書、処理基準等が記載されている文書)」の開示の求めがあった。NHKは、そのような文書は作成しておらず、文書は存在しないとして、不開示とした。
 これに対して、視聴者から、「視聴者コールセンターは、NHKにとって『耳』であるはずで、文書不存在なんてことがあるはずがない」として、再検討の求めがあった。


2. NHKの見解の要旨
 

 視聴者コールセンター(現ふれあいセンター)では、視聴者の問い合わせや要望にできるだけ正確、迅速に対応するために、NHK視聴者事業局視聴者部と緊密な連携をとり、毎日、朝の始業前と夕方の夜勤交替時の2回、担当責任者やグループリーダー等がミーティングを行い、当日の特集番組や問い合わせが予想される事項の想定問答、留意点等の確認をするなど、メール班を含めたセンター勤務者全員に情報の周知徹底を図っている。
 このような日常業務のなかで、日々に変化する多様な視聴者ニーズに応え、センター全体の品質向上と処理基準の統一を図る体制を敷いており、NHKではメール班の職務規定や処理マニュアル等は作成していない。
 したがって、本件については文書不存在のため開示することはできない。


3. 審議委員会の判断
 

 再検討の求めに係る文書は存在しないと認められ、不開示としたNHKの取り扱いは妥当である。


4. 審議の経過
 
平成23年  1月19日 (第134回審議委員会)  諮問、審議
   2月22日 (第135回審議委員会)  審議、答申

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