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答申第186号

平成25年1月28日
NHK情報公開・個人情報保護審議委員会の諮問第199号に対する意見

1. 再検討の求めに至る経緯
 

 視聴者より、平成24年4月12日衆議院総務委員会において、NHKの東日本大震災の報道に関してNHKの担当理事が「海外のメディアからは高い評価をいただいている」と発言したことについて、「『海外メディアの高い評価』の根拠となる社会科学的調査結果データ」の開示の求めがあった。
 NHKは、開示の求めの文書を作成しておらず、文書が存在しないため開示することができないとした。
 これに対して視聴者より、「少なくとも国会におけるNHKの代表者の発言が、何らかの客観的な疎明資料もないことなど考えることができません」などとして再検討の求めがあった。


2. NHKの見解の要旨
 

 開示の求めの文書は存在せず、開示することができない。
 当該委員会で担当理事は「特に震災当日、世界中のメディアがNHKの中継映像等を使って情報を発信した。海外のメディアから高い評価をいただいている」と発言したが、当該発言はNHKが震災後に情報を提供した海外の多数のメディアから高い評価を得た事実に基づくものである。


3. 審議委員会の判断
 

 開示の求めの文書は存在しないと認められ、文書不開示としたNHKの取り扱いは妥当である。


4. 審議の経過
 
平成25年 1月28日 (第164回審議委員会) 第199号諮問、審議、答申

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