視聴者から、NHKと日本放送労働組合との最新の協定書について開示の求めがあった。
NHKでは、「時間外労働・休日労働に関する協定届」を開示したが、「労働者数」「延長することができる時間」「労働させることができる休日並びに始業及び終業の時刻」「災害報道等、協会の使命達成のためにやむをえない場合の特別条項」については、公表することでNHKの事業活動に支障を及ぼすおそれがあることから、NHK情報公開規程(以下「規程」という)第8条1項1号により開示できないとした。また、「労働者代表者名・印影」については、個人に関する事項であるため、規程第8条1項3号の規定により開示できないとした。
これに対して視聴者より、「条文を閲覧できないために、『ノウハウ』の判断が適切で合理的な理由によるものか判断することができない。規程第8条1項1号を適用することの妥当性を改めて判断していただきたい」として再検討の求めが出された。 |