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答申第125号

平成24年7月9日
NHK情報公開・個人情報保護審議委員会の諮問第140号に対する意見

1. 再検討の求めに至る経緯
 

 視聴者から視聴者事業局と考査室の直近の「RCM(業務過程のリスクをコントロールするために整備している内部統制検討のために作成している書類)」について開示の求めがあった。
 NHKは、RCMには業務プロセスに沿った業務の進め方や重要なノウハウが詳細に記載されており、外部に公表することでNHKの事業活動に支障を及ぼすおそれがあることから、NHK情報公開規程(以下、「規程」という。)第8条1項1号の規定により開示することができないとした。
 これに対して視聴者から、「RCMを閲覧できないために、『ノウハウ』の判断が適切で合理的な理由によるものか判断することができません。よって、規程第8条1項1号が適用されることの妥当性を改めて判断していただきたい」などとして再検討の求めが出された。


2. NHKの見解の要旨
 

 NHKではRCMを作成し、それぞれの業務プロセスに沿ってリスクを洗い出し、それによる影響度や対応策の検討などに使用している。そのなかには、NHKがこれまでに蓄積してきた業務における重要なノウハウやリスクへの具体的な対応内容が詳細に記載されており、業務におけるリスクとその対応策などを公表することは、NHKの今後の事業活動に支障を及ぼす恐れがあることから、規程第8条1項1号に該当する。


3. 審議委員会の判断
 

 RCMを開示することでNHKの事業活動に支障を及ぼすおそれがあると認められ、規程第8条1項1号に該当し開示することができないとしたNHKの取り扱いは妥当である。


4. 審議の経過
 
平成24年  6月29日 (第151回審議委員会)  第140号諮問、審議
 7月 9日 (第152回審議委員会)  審議、答申

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