1月29日(日) 放送 白き風の声 〜山形県 庄内町〜

NHKオンデマンド
写真
地図

筑波山ろくにある茨城県石岡市八郷。穏やかな気候を生かして、古くから農業が盛んに行われてきた。年間約80種類の野菜や果物が栽培される豊かな土地だ。この土地に惹かれ、農業を始めたいと移り住んだ若い家族は30世帯を超える。また町には、昔ながらの茅葺き屋根の家が残る。特徴的な装飾に彩られた大きな屋根は、豊かな農業の象徴として伝えられてきた。技を守り継ぐ茅葺き職人とその技に見せられて弟子入りした若者。ふるさとの豊かな恵みを守り、受け継いでいこうとする人々に出会う旅。

アクセス

<電車>
上野駅から常磐線(90分)〜石岡駅からバス・タクシー利用(30分)
<車>
常磐自動車道「土浦北IC」または「千代田石岡IC」から30分

再放送予定

2月 9日(木)午前11:05
2月11日(土)午前 5:15

2月7日(火)午後 4:20

旅の見どころ

受け継がれる大地

山が北西の冷たい風を遮ぎり、冬でも穏やかな気候の八郷。現在、一年を通して約80種類の野菜や果物が栽培されています。
起伏に富む八郷は、広い農地が取れませんが、昭和30年代、小規模で多品目の野菜栽培に活路を見出しました。代々の農家、廣澤和善さん(56)と長男の剛さん(28)は、ネギの収穫に忙しい時期です。現在、30の畑で様々な野菜を育てています。豊かな恵みは、先祖代々、土作りをして耕してきてくれた恩恵だと話す和善さん。
一面のネギ畑を、勇壮な筑波山が見守ります。

筑波流の技

豊かな農家の営みを象徴する、茅葺き民家。八郷には約50軒が残り、今でも暮らしが営まれています。八郷の茅葺き屋根は"筑波流"と呼ばれ、装飾性の高さが特徴です。軒には、色の違う茅や稲わらを重ねて作った"トオシモノ"と呼ばれる縞模様が見られます。この縞模様が多く、厚みがあることが、豊かな証なのです。
技を受け継ぐ、この道56年の職人、"茅手"(かやで)の広山美佐雄さん(80)のもとには、2人の弟子がいます。一歩ずつ、親方の技に近づきたいと、日々励んでいます。

恵みを受け継ぐ

八郷には、毎年、農業を志す若い家族が移住してきます。これまでに、移り住んできた家族は、30世帯以上。福田武真さん(35)も、家族4人で、2年前に東京から移り住みました。慣れない農作業に苦戦しながらも、土に生きる毎日は、家族の笑顔にあふれています。畑仕事を終えた福田さんを優しく迎えてくれるのは、筑波山をのぞむ田園風景。手塩にかけた野菜がうまく作れず落ち込んだときも、励まし支えてくれました。恵みの大地は、八郷にやってきた人々を温かく包んでくれます。

旅人写真

旅人は、一柳亜矢子アナウンサー。

茅葺き屋根の下に「筑波流」の技がありました。軒に見える縞模様。白い層、薄茶の層、黒っぽい層…。層の段が多く、厚みのある軒ほど、立派な屋根なんだそうです。とても誇らしげに教えて下さった職人さんの表情が印象的でした。東京から思い切って移り住み、農業を始めた家族、その家族を支えるベテラン農家。親から子へ、さらにその先へ…伝承とはこういうものだと気づかされました。
小さな旅 コブック
ダウンロードコブックの作り方

八郷について

石岡市八郷総合支所商工観光課まで
電話:0299-43-1111(代)

八郷の農作物、新規就農に
ついて

JAやさと営農指導課
電話:0299-43-1661

八郷のかやぶき民家について

やさと茅葺き屋根保存会(商工観光課内)
電話:0299-43-1111(代)

忘れられないわたしの旅「小さな旅」バックナンバー
携帯サイト