【3月22日(日)放送】ため池 めぐみ豊か 〜香川県 観音寺市〜

NHKオンデマンド
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雨が少なく、大きな川のない香川県。人々は古くから、ため池を作って水を確保してきました。香川県西部の観音寺市は、400余りのため池があり、今も生活を支えています。ため池の水でレタスを作り、フナを養殖して郷土料理を作る農家。水を農家に届けるため、毎日用水路を見回る組合職員。ため池では、釣りや無線操縦のボートを楽しむなど憩いの場にも。ため池とともにある人々の暮らしを見つめます。

地図
アクセス

<電車>
JR予讃線「高松駅」→「観音寺駅」→「豊浜駅」(特急乗り継ぎで約1時間)

<車>
高松自動車道「大野原IC」

再放送予定

3月23日(月) 午前11:05
3月28日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

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レタス農家の大山佳紀さんにとって、ため池は、冬場の野菜、夏の稲作の農業用水を確保するための大切な水がめです。さらに、大山さんは、ため池の水利組合などに許可を得てフナを飼っており、冬場に寒ブナを使った香川県の郷土料理「てっぱい」を作って近所の人にふるまうのが何よりの楽しみです。ため池のもたらすめぐみを大切にしてきた香川県の農家の伝統的な暮らしを守り続けています。

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ため池の水を利用する農家で作る組合「土地改良区」の職員、吉田喜一郎さん。主な仕事は、ため池や用水路の管理です。全長15キロにおよぶ水路や13あるため池を毎日一人で見回っています。ため池の水を公平に確実に行き渡らせるのは大切な仕事。特に大切なのが水路が分かれる分岐(ぶんぎ)という地点の管理。ここにゴミがたまるなどすると下流に水が流れなくなってしまうので注意して見回ります。

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ため池は大人の遊び場でもあります。大谷池では、無線操縦のボートの愛好家たちが、特別に許可を得てボートを走らせています。実は、大谷池はボート愛好家の間では全国的に知られた場所。十分な直線距離がとれ、民家から離れていることから、スピード競技にうってつけ。毎年5月に全国大会が開かれています。愛好家たちは大谷池を大事にしており、ボートのあとは、ゴミや流木を片づけ、来たときよりきれいにして帰ります。

  • ため池
  • ため池で無線操作ボート
  • フナ料理を囲んで
  • ヘラブナ
  • ヘラブナ釣り
  • レタスの収穫
  • 水仙の香りは・・・
  • 大山佳紀さんのテッパイ
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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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