【11月23日(日)放送】とと楽の港町 〜石川県 輪島市〜

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能登半島北部にある石川県輪島市。
この地域には、母がよく働き、とと(父)が楽をするという意味の「能登のとと楽」という言葉があります。輪島名物の朝市で、取れたての魚や干物を威勢よく売るのは、漁師のおかみさんたち。自分の家の船で取れた魚をリヤカーで売り歩く「振り売り」の担い手も女性たちです。11月上旬、ズワイガニ漁が解禁となり、港は一層忙しくなります。活気あふれる漁師町で、元気な女性たちに出会う旅です。

地図
アクセス

<電車>
JR「金沢駅」より車で約1時間40分
JR「金沢駅」より特急バスで約2時間10分

<飛行機>
能登空港より車(バス)で約40分

再放送予定

11月29日(土) 午前5:15

旅の見どころ

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輪島市の名物は、朝市。1,000年以上の歴史があるといわれ、今では年間60万人あまりの人が訪れます。通りには、水揚げされたばかりの魚や干物から、野菜や民芸品まで、およそ200の店が立ち並びます。売っているのは、ほとんどが女性。朝早くから威勢のいい呼び込みの声が響きます。店に並ぶ魚には値札がついていません。元気なお母さんとのやりとりを楽しむのも魅力の1つです。

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輪島には、お母さんが働き、お父さんが楽をする、「とと楽」という言葉があります。働き者の女性たちの町です。朝市で魚を売るのは、多くが漁師のおかみさんたち。月2回の休みをのぞいて、朝8時から正午まで店を出します。家に帰っても大忙し。炊事や洗濯、夫が漁から戻ると港に出て水揚げの手伝い。空いた時間には干物作り。11月上旬にはカニ漁が解禁され、さらに忙しくなります。輪島では働き者のお母さんが、大黒柱です。

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町では、リヤカーで魚を売る女性を至るところで目にします。「振り売り」(ふりうり)と呼ばれる行商です。売るのは、新鮮な魚や干物、加工品など。お客さんの多くは、洋服屋や酒屋など商店のおかみさんたち。店をあけられない女性たちにとって、買い物に行かなくても魚を届けてくれる振り売りは、なくてはならない存在です。輪島では、振り売りが、働き者の女性たちを支えています。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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