【12月15日(日)放送】特集 手紙シリーズ 第2回 忘れられないわたしの旅 ふたりの旅路

NHKオンデマンド
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視聴者からのお便りでつづる「忘れられないわたしの旅」。
2回目は歳月をともに歩んだ夫婦の心に刻まれた旅をたどります。米作りや内職で、必死に子育てをしてきた夫婦のために孫がプレゼントした紅葉の黒部峡谷・トロッコ電車の旅。梅栽培を手がけた夫を支えるため、東京と三重の農園を通った紀伊半島、紀勢線の旅。そして、戦時中の満州で出会い、故郷を捨て生きてきた老夫婦の信州安曇野と善光寺への祈りの旅。3編の旅路を見つめます。

再放送予定

12月19日(木) 午前11:05
12月21日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

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富山県の宇奈月(うなづき)から欅平(けやきだいら)まで20.1キロを走る黒部峡谷のトロッコ電車。水力発電所建設のために線路が敷かれ、全線が開通したのは昭和12年のことです。黒部川の激しい流れで削られたV字峡を縫うように走るトロッコ電車に乗ると、荒々しい岩壁や水色に輝くダム、スリル満点の鉄橋など、さまざまな絶景が目の前に現れます。途中下車できる駅は黒薙(くろなぎ)と鐘釣(かねつり)。それぞれの駅近くには温泉があり、旅の疲れを癒やすことができます。豪雪のため、冬の間は運休します。

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三重県の亀山駅から和歌山市駅まで約380キロ、紀伊半島をぐるりと走る紀勢線。その魅力は海辺の景色のすばらしさです。名古屋方面から乗車すると、紀伊長島駅近くから山間部を抜け、オーシャンビューを堪能することができます。特に、新宮駅を過ぎると遮るものが何もない大海原を眺めながらの旅です。沿線には、世界遺産に登録された「熊野古道」や日本の渚(なぎさ)百選の「七里御浜」など、さまざまな見どころが点在します。沿線の町の一つ、御浜町では温暖な気候を利用し、一年中さまざまな種類のみかんを栽培しています。

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北アルプスの麓、長野県安曇野は道祖神の宝庫です。道祖神は村の守り神。集落に厄(やく)や災いが入らないようにするため、子孫繁栄のため、旅人の安全を守るため、辻(つじ)や道沿い至る所に道祖神がたたずんでいます。その数は、500以上になります。特に目を引くのは男女の神様が彫られた「双体」の道祖神です。互いに肩を組み、握手をしている神様。杯を持ち、祝い事をしている神様。仲むつまじそうに寄り添う神様が安曇野にはたくさんいます。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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