【11月17日(日)放送】山の歌 秋 ほら、空が近くに 〜福島県 安達太良山〜

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色とりどりの紅葉に包まれた、福島県・安達太良山。
詩人・高村光太郎の妻、智恵子は、「ほんとの空」が見られる山だと表現しました。紅葉が美しい登山の道中。雪どけ水があふれる沢で沢登りを楽しみながら、放射線量を測り安全性を知らせる人々や、温泉が人気の山小屋で、震災後に職を失い小屋で汗を流す人と出会います。そして、地元高校の女子山岳部員たちは、澄み渡る空の下、山に勇気をもらいます。故郷の山に抱かれた人々の思いに触れる旅です。

地図
アクセス

<電車・バス>
塩沢登山口まで:
JR東北線「二本松駅」→福島交通バス「二本松駅入り口」 (塩沢温泉行き 約40分)→塩沢登山口(二本松塩沢スキー場が目印)
ゴンドラがある奥岳登山口まで:
JR東北線「二本松駅」→福島交通バス「二本松駅前」(岳温泉行き 約30分)→奥岳登山口(あだたら高原スキー場が目印)


<車>
塩沢登山口まで:
国道459号線、または東北自動車道・二本松IC→「二本松塩沢スキー場」
(JR東北線二本松駅付近から、約30分)
※登山口にある「二本松塩沢スキー場」の駐車場を利用できます。
ゴンドラがある奥岳登山口まで:
国道459号線、または東北自動車道・二本松IC→「あだたら高原スキー場」
(JR東北線二本松駅付近から、約30分)
※登山口にある「あだたら高原スキー場」の駐車場1500台分を利用できます。


再放送予定

11月21日(木) 午前11:05
11月23日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

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活火山・安達太良山は、湧き水の宝庫。噴火で降り積もった岩々の隙間から、雨水や 雪どけ水があふれ出ており、滝がかかるほどの沢が15以上あります。その沢づたいに頂を目指すのが、沢登り。道なき道をわけ入る中で、山の鼓動を肌で味わえます。地元の沢登りのグループは、40年かけて作った安達太良山の沢の遡行図を一般に公開。今では全国から沢登りファンが集まるスポットとなっています。 (※国立公園のため、沢に入る際には森林管理署の許可が必要です。)

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標高1400メートル付近、赤や黄色に色づく谷あいに、昭和24年から続く山小屋「くろがね小屋」があります。年間3千人以上が訪れる登山の拠点です。すぐ近くに温泉が湧き出ているため、山小屋でありながら源泉掛け流しのお風呂と紅葉の絶景が楽しめます。福島県が管理し、50人が宿泊できるこの小屋は、雪深い東北には珍しく、冬でも毎日管理人が滞在し、お客をもてなしています。

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創部60年以上の伝統がある福島県立安達高校山岳部。安達太良山の麓(ふもと)、二本松市にある山岳部。過去にインターハイで優勝するなど、実績を積み重ねてきました。四季を通じて、安達太良山をホームゲレンデとして活動しながら、登山の装備や技術、心得を学んでいます。春の雪原、夏の新緑、秋の紅葉と、ふるさとの山に抱かれ、腕を磨く日々です。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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