【10月27日(日)放送】湖にうかぶ故郷 〜滋賀県 沖島〜

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びわ湖の沖合に浮かぶ、周囲6.8キロメートルほどの沖島。
国内で唯一淡水湖の中で人々が暮らす島で、330人の島民のほとんどが漁業に携わっています。島には車もなく、狭い路地で人々は支え合ってくらしています。びわ湖で夜通し、スジエビを狙う漁師夫婦。給食を船で運ぶ島の小学校。都会で大けがをして戻った故郷で、島の風景を手芸作品に込める女性。湖の小さな島、支え合う日常をみつめる旅です。

地図
アクセス

沖島通船
沖島港⇔堀切港(1日11往復 約10分)


<電車>
東京から:
JR新幹線のぞみ→「京都駅」JR東海道線→「近江八幡駅」 (約3時間)
JR新幹線のぞみ→「名古屋駅」JR新幹線こだま→「米原駅」JR東海道線→「近江八幡駅」(約2時間40分)


<バス>
JR近江八幡駅から:
近江鉄道バス(6番乗場:休暇村行き/路線バス)⇔堀切港(約35分)
赤こんバス((1)島・沖島町コース/市民バス)⇔堀切港(約35分)


<車>
名神高速「竜王IC」→堀切港(約35分)または、名神高速「彦根IC」→堀切港(約40分)

再放送予定

10月31日(木) 午前11:05
11月 2日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

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沖島には自動車が1台もありません。島で人々が使う主な移動手段は、後ろにカゴのついた3輪自転車です。カゴの中には、農機具や収穫した野菜、島の外で買ってきた日用品や食料など。この自転車でなんでも運びます。自動車が走らない島はとても静かです。耳を澄ますと聞こえるのは、とんびが優雅に舞い鳴く声や、島に住むネコの声、そして静かな湖の水の音。自然の音に包まれます。

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沖島の人々のほとんどは漁師です。秋のこの時期、スジエビ漁は、深夜1時に始まります。体長3センチほどのエビを底引き網で1日に50〜60キログラム捕ります。この小さなエビは大豆と一緒に煮て、名物のつくだ煮「えび豆」になります。そのほか、春はアユやニゴロブナ、夏はビワマスやウロリという小魚、秋はワカサギやスジエビなど。四季に応じてさまざまな魚が捕れ、つくだ煮やフナずしなど、おいしいびわ湖の幸になります。

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沖島には今年で創立121年の沖島小学校があります。島の誰もが卒業生です。今では、児童数が減り、小学校9人、幼稚園4人が学んでいます。沖島小学校には近江八幡市のどの学区からでも通うことができる制度があります。これを利用して4人の小学生が通っています。島での学習は沖島の土地柄を利用し、夏はびわ湖で1キロメートルの遠泳に挑戦したり、自慢の沖島太鼓を披露したり、全学年で協力し合って学んでいます。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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