【4月7日(日)放送】仰ぎ見た夢 東京 西新宿

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高度成長期、日本で最も大きく変貌した町、東京・西新宿。
浄水場跡地から超高層ビルが空を覆うように立ちあがっていきました。
そのビルの谷間に、昭和29年から続き、来年閉園する小さな幼稚園があります。
二代三代にわたり通った家庭からは、「新宿」を築いてきた歴史がうかがえます。
ほかにも、ビル建設作業を支えた安全用品の専門店や、卒業式を彩ってきた花屋など。
高層ビル街に暮らす人の春を描きます。

アクセス

<電車>
JR・京王・小田急「新宿駅」
西武新宿線「西武新宿駅」
東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」「新宿駅」
都営大江戸線「都庁前」「西新宿五丁目」

再放送予定

4月11日(木) 午前11:05
4月13日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

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昭和29年開園の淀橋幼稚園は、高層ビルの谷間にある小さな幼稚園。開園当時、周囲は民家や商店が並ぶ静かな場所でしたが、昭和40年代からの淀橋浄水場跡地の再開発によって超高層ビルが建ちはじめ、今は周りをビルが埋めつくしています。しかし、開園当時ほぼそのままの木造園舎と土のままの園庭、そして昔ながらの教育で、地域の子ども達を育ててきました。来年3月をもって閉園予定。60年の歴史を閉じます。

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戦後最も大きく変貌した街のひとつ、東京・西新宿。東京の水がめだった淀橋浄水場の跡地に、超高層ビルが建ち始めたのは昭和44年。ホテル、オフィスビル、東京都庁。その後次々と立ち上がっていきました。いま、超高層ビルの数は36。ビジネス街、西新宿の昼間の人口はおよそ25万人にのぼります。一方で、実際に西新宿に住む人は2万人あまり。暮らしを支えた商店も、その数は減り続けています。

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西新宿には、建設現場で働く人々を支えてきた安全用品の専門店があります。
店を営む萬年廣人さんは、もともと社会保険労務士。労災問題に関わるなかで働く人々の安全を守る装備の必要性を痛感し、44年前に店を開きました。
高いところでの命綱となる安全帯や、粉じんや有毒ガスから身を守るマスクなど、商品は10万点にのぼります。最近では、震災の被災地に行くために、つま先を守る安全靴の需要が殺到しました。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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