【2月17日(日)放送】厳冬に輝く 新潟県 魚沼市

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日本有数の豪雪地、新潟県魚沼市。
懸命の除雪の中、只見線が白い世界を走って行きます。町の中心には、清流・魚野川が流れ、奥には八海山、中ノ岳、駒ヶ岳の越後三山が連なります。雪の中、人々は雪と水の恵みを受けながら生きてきました。厳冬の魚野川に生息するカジカを狙う漁師。山の水を使い、100年以上の伝統を持つ和紙を作る職人。その和紙に魚沼の冬を水墨画で描き込む画家。いてつくような水の恵みにふれる旅です。

アクセス

<電車>
新潟駅から
上越新幹線「浦佐駅」→JR上越線「小出駅」(約1時間15分)
東京駅から
上越新幹線「浦佐駅」→JR上越線「小出駅」(約2時間30分)

<車>
新潟から
新潟中央IC→小出IC→関越自動車道→国道17号線
→国道352号線→小出駅(約1時間30分)
東京から
練馬IC→小出IC→関越自動車道→国道17号線
→国道352号線→小出駅(約3時間)
※雪の状況によって時間は変わります

再放送予定

2月21日(木) 午前11:05
2月23日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

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魚沼市の南には越後三山が連なります。晴れわたると八海山(1778メートル)、中ノ岳(2085メートル)、越後駒ヶ岳(2003メートル)の見事な風景をのぞむことができます。谷川岳を源流に越後三山の水を集め魚沼を南北に流れるのは魚野川。湧き水を豊富に含んだ川の水は農業などに利用され地域の人たちの暮らしをうるおしてきました。

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魚野川にはカジカが生息しています。冬は産卵を控え、脂がのっているといいます。きれいな水にしか生息できないという魚で、からあげやだしなどに使われています。また、カジカに熱かんを注ぐカジカ酒も、この地域で長年親しまれてきた味です。カジカ漁は筒漁という川の浅瀬に竹筒を仕掛ける昔ながらの方法で行われ、冬の間も河原のすぐ近くで筒を仕掛ける人の姿を見ることができます。

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雪がもたらした豊かな水を使って作られている大沢和紙。農家の冬の副業として始まり、
100年以上の伝統があります。かつては障子紙や着物につけられる値札「札紙」が作られていましたが、いまではおもに美術用の紙が作られています。
「三六判」(さぶろくばん)とよばれる畳一畳ほどの大きさの紙は、迫力のある絵がかけると水墨画や版画などによく使われています。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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