12月9日(日) 放送 特集 手紙シリーズ 第1回 忘れられないわたしの旅 ふたたび 歩む

NHKオンデマンド
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視聴者からのお手紙でつづる「忘れられないわたしの旅」。
今年も全国から300通を超える手紙とメールが寄せられました。1回目は、人生の再起へとつながった旅路。高校教諭として北海道えりも岬に赴任した人からは、生徒たちとの関係に悩み、寝台特急で故郷東京の上野駅へと戻る旅。そのほか、失明した夫を励まそうと家族で訪れた伊豆・爪木崎の旅。そして岩手県大船渡市に向かい、被災した人たちの前で披露した吹奏楽の旅を描きます。

再放送予定

12月13日(木) 午前11:05
12月15日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

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昭和40年代、数多くの夜行列車が東北と上野を行き来していました。現在、青森−上野間を走る寝台特急は「あけぼの」だけとなりました。 「あけぼの」は青森駅と上野駅を、およそ12時間半かけて運行しています。2段式B寝台、1人用個室A寝台など、寝台列車ならではの旅を堪能できます。 北の玄関口とも言われた上野駅は、昭和29年5月から21年間にわたって集団就職列車が走っていました。その当時を歌った『あゝ上野駅』。 広小路口には、到着した若者たちの群像のレリーフが飾られ、当時をしのばせています。

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北海道南部のえりも町。風速10メートル以上の日が1年に300日近くある、日本屈指の強風地帯です。また「襟裳岬(えりもみさき)」や、広尾町まで続く国道、通称「黄金道路」からは、海に面して断崖が続く、壮観な風景が望めます。えりも町は、コンブやサケ、ウニといった魚介類の水揚げが多い漁師町。海岸では一年を通して早朝から地元の漁師の方々がコンブ漁を行っています。 強い風とわずかな日の光でゆっくりと乾燥させるため、浜辺には昆布が敷き詰められた光景を目にすることができます。

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伊豆半島南部、静岡県下田市の爪木崎では、毎年冬になると野生のスイセンが白くかれんな花をつけます。300万本のスイセンの群生地として、多くの観光客が訪れます。 スイセンが見頃を迎える12月20日から翌年1月31日の期間には、「水仙まつり」が開かれます。岬の突端にある『爪木埼灯台』は、昭和12年に設置されて以来、 伊豆半島沖から相模湾へと入ってくる船舶の航行の目印となってきました。 灯台から望む海の向こうには伊豆大島や三宅島など、伊豆七島(八丈島を除く)が見渡せます。

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