【9月9日(日)放送】シリーズ山の歌 第2回 輝く岩峰 山梨県 瑞牆山

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シリーズ山の歌 今回は山梨県北部、標高2230メートルの瑞牆山(みずがきやま)。
独特の岩峰は、太古の昔、地下のマグマが固まりできた花崗岩が、地盤の隆起などで姿を現したと言われています。
岩場を彩る花々やちょうのアサギマダラに出会いながら、奇岩連なる山を登ります。

アクセス

<車>
中央自動車道 須玉IC→登山口そば駐車場まで(約50分)
※登山口のすぐ近くに100台ほど収容できる駐車場があります。また、2キロほど北に行くと「みずがき山自然公園」があり、そこにも広い駐車場があります。

<電車・バス>
JR中央本線「韮崎駅」→峡北交通バス「みずがき山荘」下車(1時間20分)
(登山口までの運行は4月第1土曜〜11月23日、12月30日〜1月3日の期間限定です)
その他の期間は増富温泉峡(登山口まで車で約30分)までの運行。バス停は「登山口すぐ」です。
※韮崎駅から増富温泉峡までは、上記バスのほか、山梨交通バスも利用できます。

再放送予定

9月13日(木) 午前11:05
9月15日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

いくつもの岩が立体的に連なる瑞牆山は、眺める場所や高さによってさまざまに姿を変えます。ふもとから見ると、山頂よりも周りの岩の方が高く見えることも少なくありません。
その表情は、時間や天気によっても変化します。雲や霧が立ち、岩の間に入り込むと、それまで重なっていて見えなかった、岩峰と岩峰の境界線がくっきりとあらわれ、いっそう雄大な姿を楽しむことができます。

一面岩に覆い尽くされたように見える瑞牆山。ところが一歩足を踏み入れると、木々や生き物など、豊かな自然があふれています。
夏から秋にかけ、比較的標高の低い所で見られるのが「アサギマダラ」というちょうです。美しく大きな羽で、数千キロもの距離を旅すると言われています。風に乗り、ひらひらと岩峰を優雅に舞う姿は、「瑞牆山の風物詩」と言われています。

瑞牆山には、登山以外の楽しみを求め訪れる人もいます。最近、若者を中心にブームとなっているのが、ザイルなどの道具を使わず、体一つで岩に登る「ボルダリング」です。
室井登喜男さん(38歳)は10年ほど前から瑞牆山の岩にみせられ、数々の岩に登り続けています。その魅力を「登るために作られたかのような奇跡的な形」と語る室井さん。自然を畏れ敬いながら、岩と向き合う日々です。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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