4月22日(日) 放送 江戸の水路は桜色〜東京 玉川上水〜

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江戸時代に作られ、東京の人々の暮らしを潤してきた玉川上水。
奥多摩から流れてくる、多摩川の水を羽村取水堰(せき)でせき止め、都心まで43キロの道のりを流す水路だ。
取水口からは、毎秒9トンの水が送られている。
春 桜が彩る水辺で、玉川上水に思いを寄せる人々に出会う旅。

アクセス

<電車>
新宿駅から 中央線「立川駅」→青梅線「立川駅」
→「羽村駅」下車→徒歩15分

<車>
中央自動車道八王子JCT→日の出IC
→福生・羽村方面(約15分)

再放送予定

4月 26日(木) 午前11:05
4月 28日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

羽村取水堰(せき)

羽村取水堰(せき)です。ここで、多摩川の水をせき止めて、玉川上水へと取水していきます。この堰は、江戸時代から続く「投げ渡し」と呼ばれる技術が今も使われています。投げ渡しは、丸太や砂利を積み上げて作った堰で、洪水などで水量が増えたときに、とり払うことで、せき止めていた水を多摩川へと逃がし、玉川上水の水門や土手の決壊を防ぐことができます。

桜並木

玉川上水沿いの土手には、西から東へ約1キロに延びる桜並木があり、羽村市の名所としても知られています。元々、玉川上水を掘り進めたときに出た土を盛った土手。この土手を花見客が行き交うことで、踏み固めてもらおうと植えられたのが始まりでした。 現在は、およそ500本もの桜が、水路を彩ります。毎年、3月下旬から4月上旬は、さくら祭りも催され、多くの人々でにぎわいます。

武蔵野の面影

羽村取水堰(せき)から下流へ約1キロ。武蔵野の原風景が今も残る新堀橋から見た玉川上水の流れです。川に覆いかぶさるようにコナラなどの木々が生え、土手沿いは、遊歩道や公園として利用されています。ここは、玉川上水が完成してから90年後に、元々の水路が決壊するおそれが出たため、流路を変えて新しく掘ったとのことから、「新堀」と名付けられました。こうした武蔵野の面影は、随所に見られます。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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