5月5日(日) 放送 うららかな光の中で〜東京都 高尾山〜

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東京都八王子市にある、標高599メートルの高尾山。都心から1時間で行けるため、年間250万人が訪れる代表的な観光地の一つとして知られている。この時期に降り注ぐ雨は、花のつぼみをふくらませ、草木の芽を育てる。花が咲き始めた春、高尾山に思いを寄せる人々に出会う旅。

アクセス

<電車>
新宿駅から 京王線「高尾山口駅」下車
新宿駅から 中央線「高尾駅」→京王線「高尾山口駅」下車

<車>
中央自動車道八王子JCT→圏央道高尾山I.C下車
→新宿方面へ約5分

再放送予定

4月 19日(木) 午前11:05
4月 21日(土) 午前 5:15
<アンコール放送>
5月9日(木) 午前11:05

旅の見どころ

ハナネコノメ

標高599メートルの高尾山には、1500種類以上の野草があることから「花の名山」として知られています。中でも、早春、木々の芽吹きの前に咲くかれんな花たちは、春の訪れを知らせる花として、登山者を楽しませてくれます。アズマイチゲ、ハナネコノメ、ヤマエンゴサクなど。また、日本で見られるスミレの半数近くにあたる25種類が確認されたことから「スミレの聖地」とも呼ばれています。高尾山で最初に見つかったことから高尾の名前がつけられたスミレもあります。

ケーブルカー

高尾山の中腹までは、登山道だけでなく、ケーブルカーを使って登ることもできます。 昭和43年から運行しているケーブルカーは、高尾山口駅から徒歩5分ほどにある清滝駅と高尾山駅のおよそ1キロを結んでいます。高低差は271メートル、日本でもっとも急な坂を6分間で登ります。ケーブルカーには、「あおば」「もみじ」の愛称がつけられた2台の車両があり、井戸のつるべのように、一方の車両を引き上げると、もう一方の車両が降りていくのが特徴です。ちょうど中間地点で、2つの車両が行き違うところを車両から見ることができます。

十一丁目茶屋

高尾山の中腹から山頂には、そばや団子などを販売し、登山者をもてなす茶屋が7軒あります。その中で、もっとも古いのが明治32年創業の「十一丁目茶屋」。もともと中腹にある薬王院を訪れる参拝客の休憩所として作られ、無料でお茶を振る舞っていたようです。今では客のほとんどが登山者に変わりました。この茶屋の4代目のご主人、高城正守さんは、生まれも育ちも高尾山。高尾山で暮らしていると、四季の移り変わりを敏感に感じるそうで、茶屋を訪れる顔なじみと、木々や草花の変化について話す時間を何よりも楽しみにしています。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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