4月1日(日) 放送 菜の花列車に夢のせて 〜千葉県 いすみ鉄道〜

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千葉県いすみ市・大原駅と大多喜町・上総中野駅の26.8キロを結ぶいすみ鉄道。
里山を縫うように走る黄色い列車は、地元の人々に愛され続けている。
手作りの駅弁で、鉄道を応援したいと精を出す農家の女性たち。
一般公募に申し込み、運転士となった53歳の元会社員は、地元の足を支えるべく、5月の最終審査を目指す。菜の花が咲きはじめた春、 列車にふるさとの夢を託す人々に出会う旅。

アクセス

<電車>
JR外房線「大原駅」下車すぐ、いすみ鉄道「大原駅」

再放送予定

4月 5日(木) 午前11:05
4月 7日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

菜の花列車・いすみ鉄道

房総半島の東西に走るいすみ鉄道。千葉県いすみ市・大原駅と大多喜町・上総中野駅の26.8キロ、14の駅を結び、病院へ行くお年寄り、通学する高校生など、地元の人たちの足として親しまれています。三月から四月には、沿線各所で菜の花が咲き乱れ、人々の目を楽しませます。今、いすみ鉄道では、40代から50代の元サラリーマンたちが、運転士の夢を目指して奮闘中。吉井研治さん(53)は、家族に支えられて挑戦を続け、去年秋に運転士の国家試験合格。日々変化する車窓や乗客の表情に、新たな生きがいを感じています。

地域のおもてなし・国吉駅

昔ながらの田園風景が付近に広がる国吉駅は普段は無人駅ですが、週末には地域の人たちが集まり、観光客に心づくしのもてなしを行っています。焼きたてのお餅は無料。地元のお土産物なども並びます。40年以上農業を営む安藤クニさん(67)は、鉄道を応援したいとオリジナルの駅弁を考案しました。地元のお米で作った太巻き寿司や野菜の煮物が好評で、常連客もついています。駅舎は、旅のひとときの社交場になっています。

現役を引退した車両が並ぶ丘

現役を引退した列車も地域に愛されています。国吉駅から車で15分ほど、丘にある鉄道の車両を集めた広場には、二年前に引退したいすみ鉄道の車両もあります。中は直売所として再利用され、地元農家が作る野菜や卵、千葉の水産加工品などが並びます。店の主、養鶏業を営む村石愛二さん(57)は、暮らしとともにあったいすみ鉄道を近くにおきたいと考え、鉄道会社にかけあって買い取りました。引退した列車は今、丘の上で新たな客を迎えています。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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