第1回は、「家族」の絆をつなぐ旅です。リハビリ中の夫に会いに、毎日通った山陽本線の旅。父と歩いて登った東京タワー。夫婦で出かけた最後の箱根旅行など4編の物語。
第2回は「人生の新たなスタート」となった旅です。悩みを抱えた二十歳の一人旅。退職を機に新しい出会いを見つけた福井県美浜町など、一歩を踏み出す力となった3編の物語。それぞれが、かけがえのない旅路です。

今年度は、東日本大震災で大きな被害を受けた東北への旅の思い出が数多く寄せられました。その中から、70年前に蒸気機関車に乗って、兄弟で訪れた福島県いわき市への旅、亡き母と出かけた紅葉の裏磐梯の思い出など、2編の物語をご紹介しました。

朗読してくださった皆さん
「奥日光 兄姉の還暦祝」北浜晴子さん
「父と登った東京タワー」田中秀幸さん
「周防大島 夏の記憶」高山みなみさん
「瀬戸内 明日を見つめる車窓」池田昌子さん
「いわき 砂浜の駆け足」西田敏行さん
「錦秋の裏磐梯」鈴木れい子さん
「三浦半島 青春の旅路」川島得愛さん
「美浜町 給食を待つ子どもたちへ」阪脩さん
「二人だけの箱根」前田敏子さん