視聴者の皆さまからいただいた、旅の思い出でつづるシリーズ「忘れられないわたしの旅」。
第二回目は、「人生の新たなスタート」となった3編の物語を伝える。
幼い頃から見守ってくれた兄弟から還暦を祝ってもらった奥日光の旅。
迷い、悩んでいるときに、人生のターニングポイントとなった三浦半島への二十歳の一人旅。
退職を機に、安らぎと出会いを求めた福井県美浜町への2年間の旅。
一つの区切りとなった新たな人生への旅路を描く。
12月24日(土)午前 5:15
日光から、いろは坂を登った先に、奥日光はあります。竜頭の滝、戦場ヶ原、湯滝、湯の湖などの見どころがあり、ラムサール条約の保護地として、野生の水鳥を多く見ることができます。また、国民保養温泉地第一号に登録されている、にごり湯の秘湯、湯元温泉もこのエリアにあります。2月には雪灯篭のお祭りが催され、湯元温泉一帯に幻想的な風景を作り出します。
東京湾の一番南にある三浦半島では、西に富士山、南に大島、東には房総半島を望めます。古くから歴史にその名前が登場する場所で、日本書紀には「御浦」と記されています。鎌倉時代に盛んに行われるようになった流鏑馬(やぶさめ)の流派の一つ武田流も、三浦半島の鎌倉が本拠地です。稽古場は三浦市初声町。毎週日曜日の午前中、40人ほどの門人が、大根畑の中で技をみがいています。
若狭湾のほぼ中央にあります。海の幸が豊富で、カニ、フグ、イカなど、季節ごとに美味しい魚を食べることができます。また、美浜町と隣の若挟町にまたがる三方五湖は、海水と淡水がまざる汽水湖で、うなぎやしじみなどが名物です。また、町の北側には、コバルトブルーの海と真っ白な砂浜が特徴的な水晶ガ浜があり、多くのサーファーや海水浴客が訪れます。