【11月20日放送】見上げれば いつも

北海道 駒ケ岳

NHKオンデマンド
写真
北海道南部にある活火山の駒ケ岳。頂は、度重なる噴火で姿を変えてきました。
時には暮らしを脅かし、そして豊かな恵みで、暮らしを支え続けてきた山は、ふもとの人々にとって心のふるさとです。火山の厳しい環境で育つ木々は良質の炭になります。
火山灰を多く含む畑は甘みの強い作物を育てます。駒ケ岳を間近に臨む国道沿いの食堂には、いつも山と身近に暮らす人々が集います。
見上げれば、そこにある駒ケ岳。そのぬくもりを大切にする人々に出会う旅。
地図
アクセス

<飛行機>函館空港から JR函館駅までバス(20分)
<電車> JR函館駅から 函館本線「駒ケ岳駅」下車(1時間)
<バス> JR函館駅前から「長万部行」または「森行」で「駒ケ岳駅通り」下車(1時間)
<車> 函館から国道5号線を北上(50分)

11月24日(木)午前11:05
11月26日(土)午前 5:15
<アンコール放送>
12月6日(木) 午前11:05
12月8日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

心のふるさと

北海道南部、活火山の駒ケ岳です。標高は1131m。400年ほど前までは、富士山のようなシルエットをしていましたが、度重なる噴火によって、現在の姿に変わりました。以前は、今の1.5倍の標高があったといわれています。平成12年の噴火以来、登山することは出来ませんでしたが、昨年、標高900mの地点までは、登山が解禁されました。眺める方角によって、山は姿を変え、見え方が異なります。 田舎町にどっしりと構える駒ケ岳は、麓に暮らす人々にとって、心のふるさとです。

駒ケ岳の恵み

駒ケ岳の周りは、昭和の初めには、炭焼き小屋が数多くありました。気温が低く、火山がもたらす厳しい環境の中で育つ駒ケ岳の木々は、年輪が密で硬くなるといいます。そのため、駒ケ岳のナラやイタヤの木で作られた炭は硬く、火が長く続くと評判で、道内の料理店などから多くの注文が届きます。現在、8軒が炭を専業で作っています。駒ケ岳がもたらす恵みは、炭焼き職人にとって、生活の糧と仕事をする喜びを与えてくれます。

小さな旅 コブック
PDFをダウンロードコブックの作り方

※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

忘れられないわたしの旅「小さな旅」バックナンバー
携帯サイト