【10月23日放送】神々の庭は 染まりゆく

シリーズ山の歌 秋 北海道 大雪山系黒岳

NHKオンデマンド
写真
シリーズ山の歌 秋。今回は、北海道の中央にそびえる大雪山系、
その玄関口といわれる黒岳を目指す。ロープウェイとリフトで7合目まで登る事が出来るため、
幅広い年代の登山客に親しまれている。山頂から見渡す峰々は、
今、錦の絨毯のように色づいている。移りゆく季節に彩られる黒岳の旅。
東北ブロックでの放送
地図
アクセス

<黒岳ロープウェイへのアクセス>
(車)旭川紋別自動車道 上川層雲峡ICより車で約40分
(バス)JR上川駅から道北バスで約30分

10月27日(木)午前11:05
10月29日(土)午前 5:15

旅の見どころ

カムイミンタラ

北海道の中央に位置する大雪山系は、日本で最も早く紅葉を楽しめる山として知られています。9月下旬、黒岳の山頂からは、どこまでも庭園のように広がる美しい草紅葉を見ることができます。ハイマツの緑、クロマメノキの赤、ウラジロナナカマドの橙などが、錦の絨毯のような美しいコントラストを描きます。
アイヌ語で「カムイミンタラ」、“神々の遊ぶ庭”と呼ばれている大雪の姿です。その雄大な景色は、多くの人たちを惹きつけています。

黒岳石室

黒岳の山頂から、さらに30分ほど下ったところに、一軒の山小屋が建っています。大正12年に建てられた黒岳石室。その名の通り、厳しい風雪にも耐えてきた石造りの小屋です。登山者が自分で飲み物と食料を持ち込んで過ごす素泊まりのみですが、100人近く泊まることができます。秋は特に、紅葉目当ての多くの登山客たちで賑わいます。6月から9月の間は管理人が常駐しており、大雪山系を縦走する登山者の重要な拠点となっています。

山岳ガイドを目指して

黒岳石室の管理を手伝いながら、山岳ガイドを目指し、奮闘を続けている女性がいます。三上洲子さん、19歳です。幼いころから母に連れられ登山をするうちに、山の自然に惹かれてガイドを志すようになりました。今は見習いとして、日々勉強を続けています。
水くみや寝袋干しなど、山の仕事を手伝う中で触れる大雪の恵みや美しさ。“いつか一人前のガイドになって、山の魅力を伝えたい”という三上さんの夢が膨らみます。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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