【10月9日放送】にっこりと いつもの列車

秋田内陸線

NHKオンデマンド
写真
秋田県仙北市と北秋田市を94.2kmに渡って、山あいをゆったりと走る秋田内陸線。
通学や通院、買い物など地域の人々の貴重な足になっている。
29ある駅のうち、23が無人駅。交代で掃除をしたり、手作りの座布団の置いたり、
地元の人々が大切に守っている。
ぬくもりあふれるローカル鉄道に思いを寄せる人々を訪ねる旅。

秋田県での放送

東北ブロックでの放送

地図
アクセス

・秋田新幹線「角館」下車すぐ、内陸線「角館」
・羽田空港より大館能代空港まで(1時間10分)
空港からバスで10分・タクシーで15分のところに内陸線「鷹巣」

10月13日(木)午前11:05
10月15日(土)午前 5:15

旅の見どころ

山里をゆったり 秋田内陸線

秋田内陸線は、角館駅(仙北市)と、鷹巣駅(北秋田市)の94.2kmを結んでいます。1両で走る各駅停車に乗ると、2時間半ゆったりと列車の旅を楽しむことが出来ます。車内では、地元出身の観光ガイドが沿線の見どころを紹介してくれたり、絶景ポイントでは、運転手さんが列車のスピードを緩めて、景色を楽しむ時間をくれる嬉しいサービスも…。これからは、紅葉もきれいですよ!

花と民謡と列車と

角館駅から1時間のところにある比立内駅(ひたちない)は、美しい花々で彩られています。育てているのは、近くに住む柴田ハルエさん(84)。花が大好きで、20年以上も、駅の花壇に花を植え、世話を続けています。花の手入れをするときのお供は、大好きな民謡。一段落すると、民謡を聞きながら、花と列車を眺める。柴田さんが、何よりも大切にしているひとときです。

沿線で開かれる「市」

秋田内陸線の沿線では、10日に一度、市が開催されます。市では、地元でとれた野菜や果物のほか、包丁やかま、洋服や肌着など、生活に必要な品々が並びます。市の常連客である中嶋幸雄さん(87)は、10日に一度会える“市仲間”との会話を楽しみにしています。5年前に最愛の妻を亡くした中嶋さんにとって、市で仲間と過ごす時間は、かけがえのない時間なのです。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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