6月23日(木)午前11:05
6月25日(土)午前 5:15
<石垣島白保地区へのアクセス>
▼羽田空港より石垣空港へ
JTA(日本トランスオーシャン航空)が直行便を出しているほか、
JAL・ANAは那覇空港乗り継ぎで3時間あまり。
▼石垣空港からは白保地区
車で国道390号線を北に10分ほど。
世界有数のサンゴの群落があることでも知られる沖縄県石垣島・白保地区。
潮が引くと、女性たちが海に出ていきます。海の恵み、貝や、海藻などをとる「おかずとり」です。
また、ここは田畑も広がり、6月には「日本一早い米の収穫」も始まります。
白保の人たちは、それぞれが、海や畑で採ったものを、集落の人たちと互いに「おすそわけ」をしながら分かち合い、暮らしています。
集落近くを流れる川には、「マングローブ」と呼ばれる熱帯ならではの森が広がっています。海水と川の水が混じり合う「汽水域」に生えるため、木はあちこちに根を強く張っています。
国の天然記念物に指定されていて、普段は、カヤックなどのツアーで見る事ができます。台風の際は、地元の漁師たちが船の避難場所としてマングローブを利用します。強く根を張る木に船をついないでおけば、大きな波風からも守ってくれるからです。
台風の通り道といわれる、自然豊かな島ならではの知恵です。
白保集落の人たちが、大事にしている気質があります。「みな、寄っていらっしゃい」という気持ちで、白保の方言で「ゆらてぃく」といいます。地元で、代々歌い継がれてきた民謡「白保節」にも歌われています。
集落では、多くの家が軒先を開け放していて、自然と人が集まります。また、民家の庭先で開かれている「ゆらてぃく文庫」は、地域のおばあたちが子供たちに遊びを教えたり、読み聞かせをする会。方言の遊び歌や、島に伝わる民話を伝えています。
「ゆらてぃく」の心でつながる人々です。
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