【4月17日放送】町並みは世代をこえて

山口県 萩市

NHKオンデマンド
写真
再放送日時

4月21日(木)午前11:05
4月23日(土)午前 5:15

アクセス

<電車の場合>
山陽新幹線「新山口」下車、防長バスorJRバスで70分

<車の場合>
山陽自動車道「防府東IC」インターを降りて、国道262号で70分

旅の見どころ

萩市は、明治維新で中心的な役割を果たした長州藩の城下町

山口県萩市には、江戸時代の町並みが今も息づいています。
町割りもその多くが当時のまま残されているため、「江戸時代の地図がいまも使える」と言われるほどです。
萩市は、明治維新で中心的な役割を果たした長州藩の城下町でした。
町には木戸孝允や伊藤博文など、維新で活躍したかつての長州藩士の家が残されています。
白壁に囲まれた通りを歩いていると、当時の志士たちの息づかいが聞こえてくるかのようです。

特産品のひとつが夏みかん

萩市の特産品のひとつが夏みかんです。
明治維新で職を失った武士たちが、生活の糧として栽培を始めました。
その夏みかんを使った和菓子が「夏みかんの丸漬け」です。
砂糖漬けの皮にようかんを詰めたもので、萩を代表する銘菓です。
この味を代々受け継いできた和菓子屋では、いまも昔ながらの製法を続けています。
その素朴な味わいには、「伝統の味を守り続けたい」という職人の思いが込められています。

拍子木の音と「火の用心」のかけ声は、萩市の冬の風物詩

町並みを守り続けてきたのが夜回りです。拍子木の音と「火の用心」のかけ声は、萩市の冬の風物詩になっています。
夜回りは江戸時代から始まり、いまも火を使うことが多い冬場に毎晩住民たちによって交代で続けられています。
最年少は、鹿島雅ちゃん(9)。3歳の頃から祖父の賢吾さんに連れられて夜回りに参加しています。
「町を守りたい」という思いは、親から子へ、子から孫へ受け継がれているのです。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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