埼玉県川口市は古くからの鋳物の街。かつて700軒を数えた鋳物工場は、都市化や従業員不足で次々と廃業していった。跡地にはマンションが林立し、鉄を溶かす炉、キューポラの姿も減ってきたが、鋳物の街の心意気を伝える人々はまだまだ健在。子供達の手紙に動かされてベーゴマの製造を再開した鋳物会社の社長。亡き夫が遺した鋳物の品々を今も大切に守る93歳のおばあちゃん。「人を泣かせて儲けるな」を信条に居場所を失った職人達を引き受ける人情社長。誇りを持って生きる鋳物の街を訪ねる旅。
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