<電車>
天竜浜名湖鉄道(通称・天浜線)は東海道本線の掛川と新所原(浜松より6つ西の駅)を内陸を通って結ぶ。
掛川から約50分で天竜二俣駅に着く。料金は610円。掛川・新所原から出る列車は1時間に1、2本。
静岡県天竜市の天竜二俣駅は、第三セクター天竜浜名湖鉄道の中心となる駅。昭和15年に、国鉄二俣線が開通したと同時期に駅舎が建てられた。昔の国鉄の「機関区」にあたる、鉄道の総合的な施設。運転士の休憩所・事務所・車庫・保線の事務所など、多くの機能がある。
構内の建物のうち5つは国の有形文化財に登録されている。蒸気機関車の時代からある扇形の車庫や転車台など、今では珍しくなった施設が現役で使われている。この駅を舞台に、ローカル鉄道を守ってきた鉄道員や、鉄道員を温かく見守ってきた沿線の住民を訪ねる。
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