2016年3月13日放送

再放送
  • 3月14日(月) 午前 11:05
  • 3月19日(土) 午前 5:15
    ※一部地域は別番組
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ひなの町 華やいで
~茨城県 桜川市~

茨城県桜川市では、毎年、3月3日までの一か月間「真壁のひなまつり」が行われます。13年前から続くこの祭り。160軒の民家や商店では、自宅に伝わるひな人形を飾りつけ、道行く人を招き入れ、楽しんでもらいます。江戸時代の豪華なひなに、大正時代の繊細なつくりの人形。家々の蔵に保存されてきたものです。震災を乗り越え、家を守る女性、ひなまつりごとに成長を記録してきた父娘。おひなさまが息づく町を訪ねる旅です。

真壁地区は、江戸時代から栄えた商家町。いまも当時の建物があちこちに残っています。その家々の蔵に眠るおひな様で町を活気づけようと始まった「真壁のひなまつり」。
誰でも自由に出入りして見ることができ、期間中におよそ10万人の観光客が訪れます。東日本大震災では震度6弱の揺れに襲われ、町全体が大きな被害を受けましたが、復興への願いも込め、以降も毎年欠かさず開催されてきました。

町の人は観光客を招き入れ、ひな人形の特徴や由来を紹介します。江戸時代から続いた呉服店の家に暮らす、潮田美代子さん。毎年、江戸から昭和まで各時代の人形、およそ60体を並べています。日ごろは静かな町がにぎわうこの時期は、潮田さんにとっていちばんの楽しみです。そして毎年、祭りを手伝うために嫁ぎ先の大阪から戻ってくる妹と、自分たちの人形を見て、幼いころの思い出話に花を咲かせます。

町の写真館の一人娘、中学三年生の海老澤美沙さん。幼いころから着物を着て、家の前の道路にチョークで絵を描き、道行く人々を楽しませてきました。その様子を見守ってきたのは、父の真信さんです。生後まもなく、2度の大きな手術を乗り越えた美沙さん。真信さんは、娘の成長を確かめ、この先も健やかに育ってほしいと願い、毎年ひなまつりに、娘の晴れ着姿を欠かさず撮影してきました。

旅人 山田敦子から

ひな祭り、という言葉にときめくのは「女の子」だからでしょうか?風情ある真壁の街並みと、その家々に飾られたひな人形。時代も風情もさまざまですが、どのおひなさまにも、小さな女の子の顔がだぶります。このお人形を飾った子は、どんな女性になってどんな人生を送ったのだろう?そう思いつつ敷居をまたぐと、かつての「小さな女の子」がにっこり笑って迎えてくださることも。おしゃべりは何となくお互いの来し方に触れたり、昔々の話になったり。初対面でもおひな様のお陰で温かいふれあいのできる、和やかなお祭りでした。

桜川市真壁地区へのアクセス

<電車>
JR水戸線「岩瀬」駅からタクシー約20分
JR水戸線、関東鉄道常総線、真岡鐵道真岡線「下館」駅南口よりタクシー約25分

<車>
北関東自動車道「桜川筑西」ICより20分

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問い合わせ先

「真壁のひなまつり」について
桜川市役所 商工観光課
0296-58-5111

※NHKサイトを離れます