朝市は天使のゆりかご ~宮城県 仙台市~

朝市は天使のゆりかご ~宮城県 仙台市~

投稿時間:2017年10月 8日 08:24 | 投稿者: | 

sendaimain.jpg北の拠点、宮城県仙台市。ビル街の一角に「仙台朝市」と呼ばれる商店街があります。戦後の食糧難の時代に始まり、店主たちは人とのふれ合いを大切にしながら商売を続けてきました。お客と会話しながら、希望に沿って商品を用意する文化が今も残ります。この朝市の最大の特徴は、保育園があること。朝市を散歩する子どもたちを、店の人たちは宝物のように受け入れ育んでいます。温かな助け合いが息づく朝市の暮らしを見つめます。


今回の放送内容

sendai1.jpg朝市の人たちが商売を続けるうえで大切にしている心意気があります。それは「相手の気持に寄り添う」こと。戦後の食糧難の時代に青空市場から始まった朝市では、人と人とが助け合う精神が培われ、その後、震災の苦難も乗り越える原動力となりました。八百屋のベテラン店員・高橋正洋さんは、震災翌日も店に立ち野菜を売り続け、今でもお客さんから「あの時は助かった」と声をかけられるといいます。お客の思いにこたえようとする店員たちの温かな心意気が、朝市全体に広がっています。


sendai2.jpg朝市の通りを歩くと、元気な子どもたちの姿を見かけます。朝市の中央にあるビルの3階に保育園があるのです。その名も「朝市センター保育園」。開園して30年、近隣のオフィスや商店で働く家庭の子どもたち53人が通っています。子どもたちにとって、朝市は、散歩や探検をするかっこうの場。その子どもたちを、朝市の人たちは温かく見守ります。保育園で飼う虫のエサをくれる八百屋さんに、給食用にとびっきりの食材を提供してくれる魚屋さん。朝市は、子どもたちを育む「ゆりかご」です。


sendai3.jpg保育園でとびきり元気な男の子と出会いました。年中組の中島憲敬くんです。実は憲敬くんの母さんは朝市の八百屋さん、お父さんは魚屋さんで働いています。二人ともフルタイムで忙しく働くため、保育園で過ごす時間が長くなりがちな憲敬君。午後になると保育士さんに甘えるようになります。そんな中、突然、保育園に届いたお母さんの八百屋の野菜に憲敬くんは・・・。朝市だからこそ離れていても届く親のぬくもり。そして朝市の人たちの温かなまなざし。子供たちにとって、朝市は大切なふるさとです。


旅人・山田敦子アナウンサーより

senyamada.jpg八百屋さん、魚屋さん、果物屋さん、乾物屋さん、花屋さん…ずらり並んだ仙台朝市商店街の中を、小さな子供たちが行進していきます。朝市の中にある保育園から、毎日のお散歩に出かけるのです。果物屋さんの店先で走りの栗を見たり、魚屋さんでぴかぴかのアジに見とれたり。季節をたっぷり感じながら公園までの道を歩く子供たちに、お店のおじさんおばさんが声をかけてくれます。「ビルの中の保育園ですが朝市全体がこの子たちのフィールドです」と園長先生。街に開かれ街に見守られた保育園で、生き生きとたくましく育つ子ども達の姿を見ました。


仙台朝市へのアクセス

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〈電車〉
JR「仙台」駅西口から徒歩で約5分

〈車〉
東北自動車道「仙台宮城」IC→仙台西道路を通って仙台駅方面へ


問い合わせ先

▼仙台朝市について
 仙台朝市商店街振興組合 022-262-7173(日曜・祝日休み)


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