2020年03月15日 (日)

たけのこ山に お遍路さん ~徳島県 新野町~

aratanom.jpg竹林が広がる徳島県阿南市新野町は全国有数のたけのこの産地。また町の中心にある平等寺は、四国八十八カ所霊場の札所。町には、訪れるお遍路さんへの“お接待”文化が根付いています。代々たけのこを生産してきた竹林を守る夫婦。夫の介護や美容院の仕事をしながら、お遍路さんのために寺の手水舎の手ぬぐいを、毎朝取りかえる女性。お遍路さんに無料の宿を提供しているおばあちゃん。お接待に心を尽くす山里に生きる人々の物語。

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2020年03月08日 (日)

石に生きる 土に生きる ~茨城県 笠間市~

kasamam.jpg茨城県笠間市は周囲を山に囲まれた盆地の町。その山々は、太古の昔、マグマの隆起によって生み出された花こう岩で形作られています。この岩の山々は町に数多くの恵みをもたらしてきました。山の土を使った町のシンボル・笠間焼。その発祥の窯を継ぐ女性。日本の発展を支えた上質のみかげ石を採掘し続ける採石場。さらに花こう岩から染み出した地下水で酒造りをする酒屋。土と石の恵みとともに生きる笠間の人々の物語です。

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2020年03月01日 (日)

嵐のあとで ~千葉県 鋸山~

noko1.jpg千葉県南西部、東京湾に面した鋸山(のこぎりやま)。古くから「房州石」の産地として知られ、昨今は石切り跡の独特な景観が大人気の観光地。しかし去年9月の台風で大きな被害を受け、いま人々は復興にむけて取り組んでいます。登山道の復旧をめざす元石屋の子孫。地域の復興に貢献したいと、地元の食材にこだわったピザを焼く若夫婦。全国的に気だったカフェの再開を目指す男性。ふるさとの復活にかける人々の物語です。

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2020年02月23日 (日)

越後 春待ち切符 ~JR飯山線~

iiyamam.jpg新潟と長野の豪雪地帯を走るJR飯山線。沿線の十日町駅では、米粉で作った犬の形の縁起物“チンコロ”を飾り、新たな年を祝ってきました。津南町では、地元の米農家たちが冬の間、蔵人として伝統の酒造りに精を出します。またJR職員がいなくなった駅で、25年間ホームにたち続ける“町の駅長さん”は、雪降る中、新学期の高校生たちを優しく見守ります。遠い春を待つ雪国で、たくましく生きる人々の純情物語です。

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2020年02月16日 (日)

殿様がくれた山 ~宮崎県 西米良村~

nisimeram.jpg宮崎県西米良村は、面積の9割以上を山林が占める山深き里。かつてこの地を治めた領主は、明治の世代わりの際、所有していた山々を村民に分配したといわれ、今も親しみをこめ“殿様”と呼ばれています。険しい山の傾斜地で、代々木を育て暮らしてきた林業家。村伝統の“糸巻き大根”を守り育てる農家の夫婦。冬の貴重な食料であるイノシシを与えてくれる山の神に感謝する猟師たち。先人の山での営みを大切にして生きる人々の物語。

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2020年02月09日 (日)

カツオが消えた海で ~高知県 土佐清水市~

tosasimizum.jpg四国最南端・高知県土佐清水市。かつて日本有数のカツオの水揚量を誇った港町は、戦後、遠洋漁業の影響で、カツオ漁は衰退してしまいました。そうした中、一人の漁師が取り組みはじめたのが、今や全国区のブランドとなった生で食べられる“清水サバ”。さらに、カツオ節職人たちは、カツオに代わり、ソウダガツオで風味豊かな宗田節を生み出します。逆境に負けず、何度でも立ち上がってきた“土佐のいごっそう”たちの物語。

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2020年02月02日 (日)

幸せの赤い提灯(ちょうちん)~長崎県 新地中華街~

nagasakimain.jpg

春節を迎え、赤いちょうちんが輝く長崎市の新地中華街は、日本で最も歴史のある中華街です。先祖が開いた店を受け継ぎ、日本に帰化した今も中国人としての一家の歴史を大切にしながら生きる花火店の店主。華僑だった妻の父の味を守り、長崎の食文化を後世につなごうと奮闘するちゃんぽんの製麺所の2代目。一度は途絶えてしまった中国伝統の"龍踊(じゃおどり)"を復活させた日本人たち。国境を越えて共に生きる人々の暮らしを見つめます。

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2020年01月26日 (日)

聖なる島の祈り ~熊本県 天草諸島~

amakusam.jpg熊本県天草諸島の下島は、450年前にキリスト教が伝わった“キリシタンの里”。いまも島民は信仰を大切に守り続けています。岬に立つマリア像を心のより所に、東シナ海の荒海へ向かう漁師。江戸時代、キリスト教が禁止される中で、信者たちが伝えてきた風習を、いまも守りつぐ人々。過酷な弾圧の歴史と島の厳しい環境の中で、信仰を守り続けてきた“キリシタンの里”を、美しい賛美歌が響きわたるクリスマスに訪ねました。

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2020年01月19日 (日)

ものづくり百年の翼 ~群馬県 太田市~

otam.jpg中小の町工場や工業団地が並ぶ太田市。その始まりは大正6年、この地で軍用機を生産した中島飛行機。終戦後は、大手自動車メーカー・スバルのお膝元として多くの下請け工場が生まれ、高度経済成長を支えました。景気に翻弄されながらも歯車一筋に生きてきた鉄工所、貧しい時代から人々の食を支え続けた老舗パン屋、定年後も夢を追って巨大ラジコン飛行機を作る技術者OB。百年にわたり受け継がれるものづくりの魂に出会う旅です。

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2020年01月12日 (日)

山の神に捧(ささ)ぐ ~秩父夜祭~

titibum.jpg埼玉県秩父市は、江戸時代から養蚕や絹織物で栄えてきました。「秩父銘仙」の技を次の世代に引き継ぎたいと奮闘する機織り職人の3世代家族。地場産業であるコンクリート製造を支え続けてきた武甲山。その伏流水を使いカフェを始めた男性の思い。また武甲山に住む水の神へ感謝を示し、豪華な山車が行き交う秩父夜祭では、祭囃子に魅せられた若者が太鼓で祭りを盛り上げます。ふるさとの伝統を受け継ごうと奮闘する人々の物語です。

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