2018年06月03日 (日)

岩山 仰ぎて ~群馬県 東吾妻町~

agatumamain.jpgのサムネイル画像群馬県の北西部にある東吾妻町。山頂部に岩壁が切り立つ岩櫃山(いわびつやま)は、町のシンボルでもある勇壮な山です。新緑まぶしい季節、山里の暮らしは彩りを増します。直売所には緑鮮やかな山菜や特産のリンゴが並び、町の女性たちは山の麓で採った植物で、美しい草木染めを楽しみます。岩櫃山を見上げる絶好の場所には、色とりどりの花を植えたオープンガーデンも。岩山を愛し、ささやかな人生を楽しむ人びとを訪ねます。


 今回の放送内容

iwabitu1.jpgのサムネイル画像町のシンボル、標高802mの岩櫃山。600万年ほど前に噴火でできた山です。長い年月をかけて雨や川に削られ、この断崖絶壁が生まれたと考えられています。戦国時代には、難攻不落の山城として名をはせた岩櫃城があり、この地を攻め取った真田氏が重要な拠点としたことでも知られています。


iwabitu2.jpgのサムネイル画像

岩櫃山の麓に生えている植物を使って、草木染めをする女性たちに出会いました。中心となっているのは片貝文子さん。高崎市の教室に通い、趣味で草木染めを楽しんでいましたが、あるとき、ふるさとの地が草木染めの材料の宝庫だと気づきました。そこで、町の女性たちに呼びかけ、材料を採取するところから皆で楽しむことにしたのです。この日はニホンアカネという植物を使って、ストールや巾着袋などをピンク色に染めていました。岩櫃山から受け取る恵みの色彩です。


iwabuti3.jpg麓の集落に、色とりどりの花が咲く庭がありました。誰でも自由に見学できるよう開放されている「オープンガーデン」です。庭を造っているのは、オーナーの井口邦利さん、71歳。東京で高校の教員をしていた頃から登山が趣味で、第二の人生は大好きな山の近くで過ごしたいと考えていました。15年前に出会った岩櫃山には、一目で魅せられたといいます。65歳で退職後、オープンガーデンを始めたのは、自分が誰にも必要とされていないのではないか、という虚無感を埋めたかったからだと語る井口さん。今、登山客や友人たちが訪れる花いっぱいの庭には、いつも井口さんの笑顔があります。


旅人・山本哲也アナウンサーより

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大河ドラマ「真田丸」のオープニングを思い出す岩櫃山。その麓を歩く今回の旅は、春色との出会いが満載。新緑はもちろん、イチゴの赤、リンゴの白い花、ピンクに染まるニホンアカネなどなど。オープンガーデンの主・井口邦利さんは、定年後の自分の存在価値を確かめるべく「庭をみんなに楽しんでほしい」と。そのことばを聞きながら、旅する私の心も明るい色に染まりました。人生、色々だなあ。


東吾妻町 岩櫃山周辺へのアクセス

agatumap.jpg

〈電車〉
JR上越・北陸新幹線「東京」駅→「高崎」駅→JR吾妻線に乗り換え「郷原」駅(約2時間30分)

〈車〉
関越自動車道「渋川伊香保」ICより約50分


問い合わせ先

▼東吾妻町や岩櫃山の観光について
 東吾妻町観光協会 0279-70-2110

投稿時間:08:24


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