2018年09月02日 (日)

荒波を越えて ~茨城県 大洗町~

oarailong.jpg黒潮と親潮がぶつかり、豊富な魚が水揚げされる茨城県大洗町。岩礁の多い磯場に荒波が砕け散る様子は、大洗の地名の由来とされてきました。そんな荒海で今もなお現役で素潜りを続ける、81歳のアワビ漁師。かつての漁の喜び歌「磯節」を歌い継ぎ、町に活気を取り戻したいと願う男性。津波の被害を受けた港で、いち早く復興に向けて立ち上がった漁師のかあちゃん。“荒波”を乗り越え、力強く生きる人たちの姿を見つめます。


今回の放送内容

oarai1.jpg荒波が激しく打ち続ける磯場では、アワビ漁が最盛期を迎えていました。そこで出会ったのは、漁師仲間からスーパーマンと呼ばれる81歳のアワビ漁師・根本恒男さん。大洗の荒海で、今なお素潜りで漁をしています。同じくアワビ漁師であった祖父、父の後を継ぎ、3代目となる根本さん。受け継がれてきた大漁旗は、根本さんにとっての誇りであり、今も漁を続ける原動力でもありました。


oarai2.jpg

大洗町の商店街を歩いていると、民謡が聞こえてきました。この地域に伝わる「磯節」です。かつて、大漁や進水式のときなどには、祝い歌として港に響き渡っていました。しかし、高度経済成長期に若者たちが都会へ出て行くようになると、町の活気が無くなっていくとともに、磯節もいつしか聞こえなくなりました。そんな磯節を今でも大洗に残そうと活動する、川上一美さん。町を盛り上げようと、商店街で磯節の練習を重ねています。


oarai3.jpgのサムネイル画像港の近くで行列ができているお店を見つけました。漁師のかあちゃんたちが切り盛りする、おふくろの味が人気の食堂です。なかでも店一番の名物かあちゃんが、髙橋早苗さん。元気な笑い声とユーモアあふれる接客でお客さんを迎えます。東日本大震災では、津波の被害を受けたお店をいち早く再開し、復興のシンボルとして地域の人々を元気づけました。どんな荒波も乗り越えてきたかあちゃんたちが、漁師町に笑顔をもたらします。


旅人・oaraiyamamoto.jpg山本哲也アナウンサーより

日焼けした体に厚い胸板、とても81歳とは思えないアワビ漁歴65年の根本恒夫さん。「だって海が好きなんだよ」と無邪気に笑う顔から、大洗の荒海に生きてきた男の自信と誇りが十二分に伝わってきました。「漁師の母ちゃんの意地と根性で東日本大震災を乗り越えた」と話す高橋早苗さん、かあちゃんたちが作る食堂に温かさがあふれていました。この夏の暑さをしのぐ熱さが大洗にありました。


茨城県 大洗町へのアクセス

oaraimap.jpg

〈電車〉
鹿島臨海鉄道大洗鹿島線「水戸」駅→「大洗」駅(約15分)

〈車〉
北関東自動車道~東水戸道路「水戸大洗」IC→国道51号を大洗・鹿嶋方面へ


問い合わせ先

▼大洗町の観光や磯節について
 大洗町商工観光課 029-267-5111

▼アワビ漁、食堂について
 大洗町漁業協同組合 029-266-2165

投稿時間:08:24


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