2018年04月08日 (日)

笑う門には夢きたる ~大阪 千日前界わい~

senmain.jpg芸事の街、大阪・千日前界わい。漫才や落語の劇場が集中するこの地区は、大阪を代表する笑いの街です。通りには、笑いにとりつかれ、日々笑いと向き合う芸人たちがあふれます。貧しい生活を苦ともせず、町の爆笑王を夢見る30代の漫才コンビ、芸人たちを長年にわたって育んできた料亭のご隠居。「若い後輩たちに活躍の場を」と奔走するベテラン芸人。支え合いながら、芸の街で生きる人々と出会う旅です。


今回の放送内容

sennichi1.png「お笑いライブやってます!」「ワンコインでお笑いどうですかー!」通りを歩けば聞こえてくる、楽しげな掛け声。自分たちのステージを見てもらおうと、連日、芸人さんたちが熱気あふれる呼び込みを行っています。劇場はもちろん、飲食店、お寺まで、街のあちこちを会場にしてお笑いが繰り広げられる千日前。まさに「お笑いの街」です。


sennichi2.jpg千日前を拠点に、フリーの漫才師として活動するDNA池上さん。舞台のギャラだけでは生活できないため、バーテンダーのアルバイトをしています。20歳のころ芸人を志してこの街にやってきた池上さんは、期せずして多額の借金を抱えてしまいました。そんな苦境を支えてくれたのは、店のステージで漫才ライブを行うことを提案してくれたオーナーや、応援してくれるお客さん、事務所の垣根を超えて面倒を見てくれる先輩芸人でした。この街の人々に支えられながら、この街で笑いを追及していきます。


sennichi3.jpg千日前のシンボル・法善寺に、月に一度、大きな笑い声が響きます。境内の庫裏で行われている「法善寺寄席」。地元の人たちが毎月心待ちにしている、手作りのお笑い寄席です。手を伸ばせば届きそうな距離で漫才や落語を楽しめるこの寄席では、芸人のボケに対して客席からも「なんでやねん!」というツッコミの声が飛びます。芸人と客の距離感の近さも、この街のお笑いの魅力です。


旅人・山田敦子アナウンサーより

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千日前界わいに根付くお笑いを探訪しました。びっくり仰天したのは、月に一度境内の庫裏で開かれる「法善寺寄席」の、お客さんの反応です。「えー今日はあいにくの雨で」とはなし家が言うと「でも今はやんだ」とすぐ後ろから声が。お客が自由にはなし家に話しかけ、突っ込みを入れるのです。マジックでは同時多発的に「ほんまか」「すり替えたんと違う?」「も一度見せてよ」。わいわいと全方位から飛んでくるこの活発な反応。芸人はこれで鍛えられるんだ、さすがさすがと感心しきりでした。


千日前へのアクセス

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〈電車〉
各線「なんば」駅、「大阪難波」駅、「日本橋」駅、「近鉄日本橋」駅から徒歩約5分


問い合わせ先
▼千日前界わいの観光について
 大阪市中央区役所 06-6267-9986

投稿時間:08:24


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