2017年10月15日 (日)

山の歌 秋 富士見の山に照らされて ~山梨県 三ッ峠山~

mitumain.jpg山梨県の南東、西桂町・富士河口湖町・都留市にまたがる三ッ峠山。絶景の富士山を望む景勝の地として有名で、東京から日帰り客を中心に多くの登山者でにぎわいます。この山は古くから信仰の山として修験者が行き交ってきました。登山道には、いまも多くの史跡が残り、地元の人たちが詣でを欠かしません。いま、山頂近くの屏風岩(びょうぶいわ)に集うのは、絶壁を登るクライマーたち。空気の澄みわたる秋、絶景の『赤富士』求め、頂をめざします。


今回の放送内容

mitu1.jpg山を登り始めると、さまざまな石碑に出会います。「富士見の山」として有名な三ッ峠山ですが、昔は山岳信仰の霊山として開山され、多くの人が、富士を望むこの場所で自分自身と向き合ってきました。案内してくださった原田隆史さんが持っていたのは、江戸時代につくられた『三ッ峠の絵図』。細部まで丁寧にかき込まれたこの絵図からは、当時の人々の強い信仰心を感じます。その石碑などを地元の人たちが今でも大切に守り続けています。


mitu2.jpg登り始めて3時間、目の前に現れたのは巨大な岩の壁。高さおよそ100m、横幅200mに切り立った「屏風岩(びょうぶいわ)」です。休みの日にはロッククライミングの愛好家たちでにぎわいます。100以上のルートがあり、初心者から世界の名だたる山々に登る上級者まで、技術を磨くことができます。大きな岩壁にクライマーがはりついている様子を、登山者の多くが足を止めて見入っていました。


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三ッ峠山の山頂から真正面に見えるのは左右のりょう線が整った雄大な富士山。空気が澄み、さまざまな気象条件が整った夏の終わりから秋の初め、日の出と共に“まれ”に姿を現すのが「赤富士」です。葛飾北斎の傑作「富嶽三十六景 凱風快晴」もこの三つ峠山からのものではないかとも言われています。今回の撮影でも奇跡的に姿を現した赤富士の姿は、言葉を失う程の美しさでした。山を登った後の最後のご褒美です。


旅人・山田敦子アナウンサーより

mituyamada.jpg電車の窓から眺めると、三つこぶのあるサボテンのようなユーモラスな形。「三ッ峠山」です。ラクな登山道とどちらかといえばラクでない登山道があり、私が歩いたのは後者の方。結構きつい、3時間半の登りでした。美しい富士を間近に望める事で有名な「三ッ峠山」ですが、そびえ立つ巨大岩壁、かれんな高山植物、さらに太古の昔は海の底だったという歴史…山そのものにも興味は尽きません。そして夜明けの山頂からは滅多に見られないという鮮やかな赤富士の姿。まさに「富士見の山」の面目躍如でした。


三ッ峠山登山口へのアクセス

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〈電車〉
JR中央線「新宿」駅→「大月」駅(約60分)→富士急行線に乗り換えて「三つ峠」駅(約35分)

〈車〉
中央自動車道「都留」から登山口近くの駐車場のある三ッ峠グリーンセンターへ(約20分)


問い合わせ先

▼三ッ峠山の観光について
  西桂町役場 産業振興課 観光担当 0555-25-2121

▼三ッ峠山の史跡や歴史について
 西桂町役場 教育委員会 文化財担当 0555-25-2941

投稿時間:08:24


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