2017年05月21日 (日)

ハマの台所 ほっこりと ~神奈川県 横浜橋通商店街~

yokomain.jpg横浜市南区の下町にある横浜橋通商店街。長さ350メートルに約130店が軒を連ね、おいしい食と、店の人とのふれあいを楽しみにやってくる人たちでにぎわいます。横浜の戦後復興や高度経済成長を支えてきた「市民の台所」は、時代とともに姿を変え、今では多くの外国人の姿を目にするようになりました。商店街に店をかまえる一家や、お裾分けするご近所さん。様々な国にルーツを持つ人たちと共に生きる商店街を旅します。


今回の放送内容

yoko1.jpgのサムネイル画像創業80年あまりのお総菜屋さんの名物はコロッケ。男爵イモを使い、ゆでずに蒸すことでホクホクに仕上げます。店のご主人、佐治二郎さんにコロッケ作りを教えてくれたのは先代で父親の銑次郎さん。昭和20年5月の横浜大空襲で、あたりは一面の焼け野原になり店も失われました。しかし、すぐに急ごしらえの店を再開。銑次郎さんは、二郎さんたち4人の子どものために、朝から晩までコロッケを作り続けました。今、二郎さんも、感謝の思いを胸に、そしてお客さんのために、コロッケを作っています。


yoko2.jpg最近、商店街でよく目にするのが、外国人のお客さんの姿です。その割合は、3分の1以上だといいます。買い物がしやすく、下町で家賃が手ごろだということもあって、この界隈では、外国の人たちが増えているのです。お話を聞いてみると、「安い」「他では手に入らないものがここなら」といった声が聞かれました。また、お店の人たちの親切でていねいな応対も人気の理由です。この、アルジェリアから来たという3人の男性は、既に帰国した職場の同僚から評判を聞いて、買い物にやってきました。


yoko3.jpg商店街には、外国人の人たちが開くお店が増えていて、人気を集めています。その一つ、中国の調味料や雑貨などを扱うお店を訪ねたところ、中国から来たご家族が住んでいました。子どもたちが通う地元の公立小学校には、日本人だけでなく、14の国や地域をルーツとする子どもたちも一緒に学んでいて、その割合は5割を超えています。日本語の特別授業を受けたり、遊びや授業の中で積極的に学ぶ中で、日本語も身につけていきます。商店街では、周囲のお店の人たちが暖かく見守っている姿にも出会いました。


旅人・山本哲也アナウンサーより

yokoyamamoto.jpgとにかく食べ物のお店の多い商店街です。70年は使っているという糠床に10日間漬けたきゅうりの古漬け。何ともいえない酸っぱさが口に残ります。90歳近いご夫婦が作り続ける、まさに商店街の歴史を感じさせる味です。店を構えて80年という、コロッケが人気の総菜屋さん。一個60円、味も値段も昔のまま。「このコロッケで大学まで行かせてもらった」と話すご主人の佐治二郎さんの、親への感謝と誇りの表情が目に焼きついています。祖父に牛を売ってもらって大学に行った私だけに余計心に響いたのかも。横浜中華街からそれほど遠くないところに、昭和を、かつての隣近所のお付き合いを、思い出させる、ぬくもりのある商店街がありました。


横浜橋通商店街へのアクセス

 yokomap.png〈電車〉

横浜市営地下鉄「阪東橋」駅から徒歩2分
京浜急行「黄金町」駅から徒歩7分
JR根岸線「関内」駅から徒歩15分


問い合わせ先

▼横浜橋通商店街について
 横浜橋通商店街事務所
 045-231-0286

▼横浜市立南吉田小学校について
 横浜市立南吉田小学校
 045-231-8082

 

投稿時間:08:24


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