2017年04月30日 (日)

桜守 笑顔咲かせて ~愛知県 新城市~

sinsiromain.jpgソメイヨシノにヨウコウザクラ。愛知県東部の新城市には、市内の公園を中心におよそ三万本を超える桜が植えられています。江戸時代、当時の藩主が植えたことをきっかけに市内全域に広まったといわれます。多くの桜が寿命を迎える中、一人の男性の活動をきっかけに、再び、桜を植え、保護しようという動きが始まりました。桜守の男性に桜に救われる女性。桜を愛する街のひとびとを訪ねます。


今回の放送内容

sinsiro1.jpg花見シーズンを前に桜の手入れを行う、松井章泰さんです。町の人たちからは『桜の先生』と呼ばれています。新城出身の松井さんは、10年前から桜で町を元気にしようと苗の植樹や手入れを続けてきました。最初は一人で始めた活動でしたが、協力の輪は徐々に広がり、今では市内で3万本以上の桜が見られるようになりました。地元の人たちが支えてきた美しい桜が満開の時を迎えます。


sinsiro2.jpg

お寺に植えられた高さ15メートルを超えるシダレザクラです。60年前に植えられ、毎年きれいな花を咲かせていましたが、今年は開花が大幅に遅れていました。幹に付着していたのは、ヤドリギという寄生植物です。このシダレザクラは、お寺に住む人たちにとってかけがえのない存在。その思いを守るため、松井さんたち桜守が立ち上がります。


sinsiro3.jpgのサムネイル画像

4月上旬。市内で1番の桜の名所、桜淵公園のソメイヨシノが満開を迎えていました。長谷節子さんはこの時期、毎日公園に通っては写真を撮り続けています。カメラを持ち始めたのは30年前、亡くなった夫から手ほどきを受けたのがきっかけでした。最愛の人が生まれた季節に咲く桜をカメラに収めるため、公園に足を運ぶ長谷さんです。


旅人・山田敦子アナウンサーより

sinsiroyamada.jpg今年の桜、開花してからの天候不順でだいぶ待たされました。随分やきもきしました。それだけに、咲き揃った美しさは格別。桜の町、新城市でも、並木の下を行き交う人々はみな少し上気したようないいお顔をしています。「清水へ祇園をよぎる桜月夜 こよひ逢ふひとみなうつくしき」。与謝野晶子の歌が浮かんできます(こちらは昼ですが)。老人ホームの方たちが、職員に促され笑顔で集合写真を撮っています。家族連れがゆっくり歩いてきます。私たちもそっとカメラを構え、桜の魔法にかけられたこの一日の撮影を始めます。


桜淵公園へのアクセス

sinsiromap.png

〈電車〉
JR飯田線「豊橋」駅→「新城」駅(約35分)より徒歩約15分

〈車〉
東名高速「豊川」ICより約20分
新東名高速「新城」ICより約15分


 問い合わせ先

▼桜淵公園について
 新城市観光協会 0536-32-0022

 

 

投稿時間:08:24


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