先生向け放送リスト

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羅生門(芥川龍之介)

飢饉に見舞われた京都、羅生門という舞台設定を映像で解説。生きるか死ぬかの究極的な状況下での悪やエゴイズムという作品のテーマ、緻密で緊迫感に満ちた文章を味わう。

トロッコ (芥川龍之介)

大人扱いされたときの無邪気な喜びと、保護を失ったときの恐怖感。誰にも思い当たる子ども時代独特の感覚を、巧みな人物描写や心象風景に注目して読み取る。

オツベルと象 (宮沢賢治)

純粋な象と、悪がしこいオツベルの勧善懲悪物語?いや、宮沢賢治ワールドはそんなに簡単ではない!不思議なオノマトペや比ゆと暗ゆに満ちた物語を堪能する。

山月記(中島敦)

狂気じみた自己愛、名声への執着を描いた短編。舞台となった中国の、官吏登用などの社会制度を解説する。現実離れした物語の中に描かれる、人間心理のリアルな描写を味わう。

短歌

王朝時代からの長い伝統を持つ短歌。近代、西洋の思想が流入する中、新しい表現が花開いた。自我を大胆に肯定した与謝野晶子や、生活を歌った石川啄木を中心に、作品を読む。

俳句

文字数の少なさゆえに、広くも深くも表現できる俳句。意外な言葉の取り合わせや、多様な解釈を許す表現が、奥行きのある句を生み出す。明治以降の名作を紹介する。

戦争と平和の詩

戦争と言う体験は、文学の世界でもさまざまな作品を生んだ。原民喜や茨木のり子の詩を中心に紹介し、時代や歴史の矛盾を見すえた文学者の眼差しを探る。

坊っちゃん (夏目漱石)

絶妙な人物描写が魅力の漱石作品。語彙が難しいからといって読むのを躊躇しては勿体ない。登場人物の相関関係を分かりやすく解説し、全篇読破へいざなう。

こころ(夏目漱石)

文豪漱石の代表作。謎ときめいた展開と複雑で繊細な心理描写で読者を引きつける。明治時代の思想的な変革を解説し、小説の中でせめぎあう様々な価値観を読み取ってゆく。

舞姫(森鴎外)

漱石と並ぶ文豪の代表作。主人公は、母親、国、恋愛など様々な価値観に引き裂かれ、人生の目的を見失う。時代背景を解説し、独特の文語文で書かれた物語を整理する。

初恋(島崎藤村)

この詩が世に出て100年。当時は恋愛自体が新鮮な概念だったが、今ではすっかり詩や詞のテーマの定番だ。この時代の恋愛観をたどり、定型詩特有のリズムを味わう。

道程(高村光太郎) 

この回は、朗読にこだわる。同じ作品でも、解釈の違いが朗読にあらわれる。様々な人にこの詩を自由に解釈してもらい、その人なりの朗読を聞かせてもらう。

サーカス(中原中也)

幻想的で印象的なことばの響きを持つ、中原中也の作品を複数紹介。時代との距離感、独特の作品世界、オノマトペなどの表現を鑑賞する。

武蔵野(国木田独歩)

秋から冬の武蔵野の風景を詩情豊かに綴った、明治時代の随想的短編小説。東西の文学を引用し、言葉を通して風景の美しさを認識してゆく。今もなお印象鮮やかな文章を味わう。

故郷(魯迅)

人々が故郷に抱く郷愁は万国共通。しかし、この作品が描く望郷の念は、ひときわ強い。なぜだろう。19世紀の中国という社会背景や、作品のテキストから考える。

たけくらべ(樋口一葉)

日本最初の職業女流作家による、短編小説。少女の切ない初恋が、清純な文体でつづられている。遊郭と言う地域、当時の女性観などを解説し、この作品の世界を紐解く。

明治文学史

明治維新は、激動の近代の幕開けであったと同時に、日本語の大変革の幕開けでもあった。二葉亭四迷らの言文一致運動など、具体例を紹介しながら文体の変化をたどる。

日記

日々の出来事や、人に言えない思いが記す日記。そこに綴られるのは、自分自身と向き合う言葉だ。近代の文学者の日記を中心に読む。

手紙

文豪達による有名な手紙を題材に、心を動かす手紙とは何かを考える。芥川龍之介や夏目漱石らが残した手紙を、「恋愛」「家族」などのテーマごとに紹介する。

走れメロス(太宰治)

友情と正義の物語として、多くの読者を感動させてきたこの作品。では、他の登場人物の立場になったら、どんな風に見えるのだろう? 視点を変えて読んでみる。