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参考教材:『たけくらべ』 樋口一葉

樋口一葉について

1872年(明治5年)東京に生まれる。「一葉」は雅号で本名は「奈津」。
1883年青海学校小学高等科第四級(現 小学校第5学年前期)を主席で修了。
新聞記者だった半井桃水(なからいとうすい)に小説を学び、1892年(明治25年)20歳で初めての作品「闇桜」を発表。
その後、「たけくらべ」の舞台となった吉原近くの下谷区龍泉寺町に移転し駄菓子屋を始めるも翌年には店をたたみ、貧困生活に苦しみながら23歳から24歳の1年半余りの間に「たけくらべ」「十三夜」「にごりえ」といった秀作を発表、文壇から絶賛される。
1896年(明治29年)11月23日肺結核のため24歳で死去。

小説『たけくらべ』について

「たけくらべ」は、1895年(明治28年)1月から翌年1月までの1年間に、雑誌「文学界」に7回にわたって断続掲載され、1896年(明治29年)4月に「文芸倶楽部」に一括再掲された。これを受けて森鴎外や幸田露伴が絶賛した。
「たけくらべ」の成立には、一葉の下谷龍泉寺町での生活が大きくかかわっている。
町の行事などの風俗だけでなく、駄菓子屋を開いていた一葉が接する機会のあった、町の子供たちの様子が作品中に生かされている。