にっぽん縦断 こころ旅
「ずっと残したい、ふるさとの風景」
正平様、チヤリオ様、スタッフの皆様。
いつも楽しい旅を、ありがとうございます。
私のずっと残したいふるさとの風景は、じいちゃん、ぱあちゃんと一緒に畑仕事した思い出です。
小学生のころ、夏休みになると、毎年、山形の母親の実家に遊びに行きました。
広い田んぼと、畑の仕事の手伝いに、軽トラックの荷台に乗せてもらって向かいます。
じいちゃんは、田んぼの方に米の出来具合を見に行きます。
その間、ばあちゃんは私たちと一緒に畑でナスやキュウリ、トマトといった夏野菜の収穫をするのです。
大きな太陽の暑い夏の日差しが、野菜に栄養を与えてくれます。
すると突然、ばあちゃんはモンペを膝まで下げて、体を折り曲げ、
キュウリに向かって、ショボショボ~と立小便をし始めたのです。
「ばあちゃん何やってんの!?」と聞くと、
「こうやって栄養を与えてやると、ウマいキュウリになるんだよ。」と。
私は「ゲ~ッ」と言いました。
「昨日の夜も、その前の夜も太いキュウリをバリバリ食べちゃったじゃん。」
と言いながら、なんだか複雑な気分になったのを覚えています。
そんなじいちゃんもばちゃんも、天国に行ってしまいましたが、今でも数年に一度、母親と実家に帰省すると、その場所に立って、広い田んぼと畑のあたりを見渡します。
ぜひ、私たちにとっての大切な思い出の風景の中を、正平さんとチャリオ君が走る姿を見せていただけないでしょうか?
そして、じいちゃんとばあちゃんの大切にしていた田んぼを走る、「風の足跡」を見つけてみてください。
よろしくお願いいたします。
追伸
酒田駅からチャリオ君と走ると、とても気持ちがいいと思います。
途中、じいちゃんとばあちゃんがお世話になっている、
清水山 龍雲寺も素敵なお寺さんです。
東京都世田谷区