にっぽん縦断 こころ旅
おはようございます(^^)
正平さん、チャリオ君、スタッフの皆様、雨にも負けず、風にも負けず、坂道にも負けず、高い所はちょっと負けそうになりながら(笑)
笑いあり、ちょっぴり涙ありと毎朝 感動をいっぱい頂いてます。
正平さんの生き物や草花木などの知識には毎回勉強させて貰い、
優しく接されるのにはとても心癒やされています。
さて
私の心の風景は今は亡き父との想い出の場所、滋賀県長浜市下坂浜町にある良畴寺(りょうちゅうじ)の『びわこ大仏』です。
滋賀といえばマザーレイク『琵琶湖』のほとりに立っておられる優しいお顔の大仏様です。
今はH6年(1994年)に新しく建立された青銅製の2代目の大仏様ですが、昭和42年私が小学校1年生の頃はコンクリート製でした。
入学と同時に父に自転車に乗れるように特訓してもらって悪戦苦闘の末、やっと補助輪無しで乗れるようになったある日、父が『自転車遠足してみよう!』と言い出して 今でいうサイクリングで生まれて初めて父と2人で自転車で出掛けたのがこの大仏様でした。
家から5キロ以上あり、子供の自転車ではすごく遠く感じたものです。
着くと、そこには見上げる程の大きな大仏様が立っておられて(高さ27m)子供心にとっても怖かったのを覚えています。
そして目の前には大きな琵琶湖が夕日に照らされてキラキラ輝いていました。
頑張ったご褒美に父がキャラメルをくれて、大仏様にも1個お供えして2人で座ってキャラメルを食べました。
仕事が忙しくてほとんど遊びに連れて行って貰った記憶がない中で 私の心に残る父との唯一の想い出です。
昭和55年私が19歳の時、血圧が高かったのにタバコが止められなかった父は 雪の降る寒い2月の早朝にトイレで倒れてそのままくも膜下出血で 52歳であっけなく亡くなってしまいました。
そして大仏様は老朽化が進み、翌年の昭和56年に再建が決定し今の大仏様に変わりました。
隣の彦根市に嫁いでからは実家へ行くのに湖岸道路を通って長浜に近づくと毎回この大仏様が迎えてくれて、帰る時は見送ってくれて。。。。
通る度に父との想い出が蘇り、まるで父が『おかえり。よう帰ったなぁ!』『気をつけて帰りや。元気で頑張れ!』と言ってくれているような気がしたものです。
今は実家も売却して帰る所は無くなりましたが、今も通る度に変わらず見守って下さる大仏様と そこから見える琵琶湖の景色はずっと変わらない私の大切な心の風景です。
正平さん、湖岸道路を少しだけビワイチ(琵琶湖一周サイクリングの略です)して気持ち良いこの季節に 私の故郷長浜にある『びわこ大仏』様とそこから見える琵琶湖の景色を見に行って頂けたらと思います。
追伸
3年前にこの番組を知ってから毎朝楽しみに観ています。
こころ旅の中で流れる音楽も心に響いて大好きです♪
皆様お身体に気をつけてこれからも素敵な心の風景を届けて頂けたらと思います。チームこころ旅!ずっと応援しています。
滋賀県彦根市 長江雅子 (58歳)
滋賀県彦根市
長江雅子さん(58歳)からのお手紙