にっぽん縦断 こころ旅
小國(おくに)神社の「いぼとり池」
正平さん、チャリオくん、スタッフのみなさん、いつもほっこり温まる旅をありがとうございます。
母の実家のある森町に、小さくても厳かな雰囲気の小國神社があります。
今は少し観光地化しましたが、昔はシーンとした静かな佇まいで 子供心にも気持ちが洗われる感じをうけたものです。
幼い頃から幾度となく家族みんなでお参りをして節目ふしめの日々のお祈りをしてきました。
参道の途中に「いぼとり池」というのがあります。←大人になって事待池(ことまちのいけ)という名前と知りましたが…。
私は小学生の時に足の指に出来たイボを取る為に母に連れられ この池にやってきました。
その池にイボとりを祈願して 池の水をイボにつけるとイボが取れるといわれているからです。神社で祈願して、コーラのガラス瓶に水を入れ持ち帰って、家で毎日毎日イボに水を付け“取れますように”と繰り返しました。
私は最初半信半疑でしたが、母は絶対に治る!と信じていて…。そのうち私もそんな気がして 結果 見事にイボが取れました。びっくり。
何事も信じる力は素晴らしいと小学生ながら感じたものです。
池は小國神社に願い事をして 事のままにじっと待って願いが叶ったら お礼に池に鯉を放つことから「ことまちいけ」ということを最近知りました。
今では母も高齢となりお参りする機会もなかなかありません。
正平さん、ぜひこの「いぼとりいけ」を訪ねてみてください。秋は紅葉も綺麗かと思います。
浜松市 伊藤 来美(くるみ) 56歳
静岡県浜松市
伊藤 来美(くるみ)さん(56歳)からのお手紙