にっぽん縦断 こころ旅
正平さん、スタッフの皆さん、チヤリ男君こんにちは。
いつも楽しく拝見しています。
私の思い出に残る風景は藤沢市片瀬と鵠沼をつなぐ
「境橋からみる鉄橋と境川」です。
私が子供の頃、両親は二人でお店(美容院)をしていました。
私が小学校に入学するとき、お店がある鵠沼の学区の小学校に入学しました。
両親は、学童保育に入れるよりも、学校からお店に帰ってくれば安心ということで、そのようになりました。(自宅は片瀬)
朝は、7時に家を出て、父とふたり友人の家まで行きます。
父は、送り届けると、お店に向かいます。今なら10分程の道のりだと思うのですが、当時は、30分くらいかけて歩いていました。
また、帰りは、4時頃母とふたり八百屋さんやお肉屋さんに寄りながら家に帰ります。朝はまだいいのですが、夕方は少し落ち着きません。
クラスの男子に見つかって、
「なんで今頃ランドセルなんてしょってるんだ?」と
声をかけられたりするからです。
でも、境橋を渡れば、クラスメイトもいないので安心します。
でも、今思い返すと、忙しい両親と私だけの貴重な時間だったと思います。
父は、そんなに早く、家を出なくても、開店時間に合うのに、娘を気にかけて 一緒に登校してくれました。母とは、九九の暗記をしたり、引き算が苦手だった私と引き算の練習をしたりしました。
そんな生活も、妹が小学校に入学する年、私が、小学校3年生で、
お店の2階に住むようになり終わりました。
今は当時住んでいたアパートも、お店もなくなってしまいました。
時々思い出す、懐かしい風景です。
当時は、境橋付近の境川には、ヨットが沢山停泊しておりました。
横浜市 横山裕美(43)
神奈川県
横山裕美さん(43歳)からのお手紙