にっぽん縦断 こころ旅
正平さん、スタッフの皆様 お元気ですか?
「こころ旅」楽しみに拝見しています。
芳賀郡茂木町牧野集落にかかる大瀬橋の上からの眺めは、私の心の風景です。
実家に90歳になる両親を、月2回程 見舞いに行っていた時、必ずといっていいほど立ち寄った場所です。
春には萌える新緑、夏は鮎釣りの風景、秋は見事な紅葉と那珂川のコラボ、冬は鮭の遡上。
私と同じように眺めていた人が、もう1人いました。
3つちがいの兄です。4年前に急逝しましたが、その冬のフェイスブックには、鮭の遡上を見て、「命のバトンタッチを終えて」というタイトルで、産卵を終え息絶えた数十の鮭の屍に思いをめぐらせていました・・・・
翌年の桜が満開のとき、帰らぬ人になりました。
かけがえのない兄でした。
もっと話したかったなあと、今さらながら後悔しています。
栃木県宇都宮市
福田美紀子さん(61歳)からのお手紙